小説スーパーカブは全てのスーパーカブユーザーへの福音書ですが、
この章はカブ90ユーザーへの大いなる福音です。
「ママはバイクに乗っちゃダメよと言ったけど、ホンダならいいと言った」
アメリカで大ヒットしモーターサイクルへのアメリカ人の認識を変えたのはこのクラスのカブだった訳で、日本人より先にオーバー50カブを享受していた訳ですね。
日本のカブ90はそう言った熟成を経て誕生しました。だからほとんど欠点のない乗物。
50-60km/hで無理のないクルージング。交差点では車に先んじてリード出来る。原付のふりしてちゃっかり側道走ったり(コラ!)。
長距離にはシートが厳しいと思いましたが、ボックスとの間にダイソーのカーシート用バックレスト(税込110円)を挟む事でかなり改善しました。
4速化を諦めた(流石に金額考えると素直に110買うw)今は前後ギアの比率で、山道もなんとか登り、さらに3速で伸びる落としどころを探しています。ただこの問題の最適な解は減量だったりしてw
作者からの返信
感想ありがとうございました。
ナイセスト・ピープルのバイクとしてアメリカでのイメージを変え、戦乱から脱出できるバイクとしてベトナムで信頼を得たスーパーカブ。
カブ90や規制前のカブ50の性能は、どこか今の日本の高度経済成長による道路事情や、不況による車から原付二種への乗り換えを予見していたんじゃないかと思います。
カブ90、いいですねぇ。
でもカブ90のミッションはエンジンを生かし切ってると思えないんですよ。
私はカブ90のエンジンゴリラに積んでいるんです。三速から四速へミッションを交換しています。
四速化して面白くなったと思いつつ、三速のまま粘らせる走りも今となっては有りだったかなぁと思っています。
小熊さんはこれからチューニングをするのか、それともノーマルを味わい尽くすのか、気になる所です。
作者からの返信
感想ありがとうございました。
僕も東京都下に多い緩く長い坂を上っていたり、表通りながらトップギアを使うほどでない流れの時は四速ミッションが欲しくなります。
それもまたポルシェターボの80年代まで四速だったミッションみたいに、乗り手が受け入れるなり改善するなりすればいいところと思えば愛しく…
買い物専用に、と買った90dx。気が付けば20年余り乗っていてやっと一万キロ。「スーパーカブ」の愛読者になって、一年余りで、同じく一万キロ。
買い物(食料)といっても六甲山の尾根道と峠道ばかり走る(平坦な道が存在しない)ので、街中のそれとはよほど雰囲気が違います。登りの非力さはしょうがない、と思ってたんですが。50と90ってそんなに違うんですね。
作者からの返信
感想ありがとうございました。
東京都下でも町田のような丘陵地、坂の多い神戸や長崎、山岳県の山梨など、日本には自転車でも車でも不便な場所がたくさんあります。
一速のギア比を大きめに取ったカブのミッションと細くとも粘るトルクのエンジンは、そんな日本のあらゆる場所を走るために作られたのでしょう。