第21話 スペイン風邪では38万人以上が死んだというお話
司会紹介→https://kakuyomu.jp/works/1177354054892641004/episodes/1177354054892641022
伊東巳代治「今回はスペイン風邪のお話です」
金子堅太郎「あまり数字がはっきり出ているのを見たことがないので、今回は数字で示す感じでお話します」
巳代治「スペイン風邪は1918年8月から1919年7月までの第1回目の流行で2000万人以上がスペイン風邪に罹り、25万人以上が亡くなりました」
堅太郎「第2回目の流行は1919年8月から1920年7月です。240万人以上が罹り、12万人以上が亡くなりました」
巳代治「スペイン風邪はひどかったね……。大正7年の9月は死者数が116人だったのに、10月には2297人、11月には44333人だったもの」
堅太郎「100から20倍になって2000。それがさらに20倍になって4万って感じで……恐ろしかったね」
巳代治「大正8年の春が過ぎて少し落ち着いたスペイン風邪ですが、その後、またすぐに流行りました」
堅太郎「大正8年11月に498人が亡くなり、12月には4300人、大正9年1月には39562人が亡くなったのです」
巳代治「2月になっても31006人、3月になっても17726人って感じで……これ収まるのかって感じだったよね」
堅太郎「1回目の流行と2回目の流行を比較してもらうとわかると思うのですが、罹っている数を比べると2回目のほうが致死率が上がっています」
巳代治「原因ウイルスが微妙に変化したのではと言われています」
堅太郎「スペイン風邪は1918年に始まり、1920年になってやっと落ち着きました」
巳代治「一度落ち着いたと思ったら、また来た上に今度は致死率が上がるとか酷い状況だったよね……」
堅太郎「1回目は21~23歳の人が亡くなるのが多くて、2回目は33~35歳の人が多かったね」
巳代治「これで伝えたいことは、それだけ感染症というのは収まるまで長くかかるということです」
堅太郎「また、一度収まっても変異してさらに凶悪になるかもしれないということです。油断しないでくださいね」
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