第4話 明治時代の節分と紀元節
司会二人の紹介→https://kakuyomu.jp/works/1177354054892641004/episodes/1177354054892641022
堅太郎「……節分とかバレンタインじゃないの?」
巳代治「節分は宮中でやっていた
堅太郎「明治より前から話さないといけないからか」
巳代治「あ、そうだ。明治になると外国人が増えるから、外国人から見たら節分はすごく不思議な風習に見えたって聞くね」
堅太郎「
巳代治「明治の頃だと、地方による差も大きかっただろうしね。僕は長崎の生まれだけど、モットモ
堅太郎「各地の話まで含めるとすごく長くなりそうだよね。って、結局、節分の話をしちゃったね」
巳代治「そういうわけで明治の2月のイベントといえば『
堅太郎「初代天皇である
巳代治「古典に詳しい人が言うには本当の即位日はその日じゃないとか、本当の日は明治天皇陛下の父君である
堅太郎「『紀元』は江戸幕府の幕臣であり、福澤諭吉さんや
巳代治「でも、正直、そんな使わなかったよね。条約とか証書とかには明治と皇紀を一緒に書いたけど、ものすごく重要な文書でもない限り、書かないし。僕も日記には明治〇年、とか書いてたよ」
堅太郎「政府のお知らせである
巳代治「今、手元に明治17年の東京日日新聞があるだけど、新聞もそんな感じ。明治17年12月16日火曜日 東京日日新聞 第3908号。
堅太郎「皇紀がー! って激しくなるのは戦前あたりかなぁ。昭和の初期あたりにも出てきた気がするけど」
巳代治「大正時代になると
堅太郎「そして、明治22年のこの日に! 大日本帝国憲法が発布されました! もうお疲れさまー! って感じだったよね」
巳代治「原稿明けの作家みたいなノリだけど、憲法作るって話が始まって、陛下が明治9年に詔を出されて、1年間缶詰して……だったからね。まさにそのノリ」
堅太郎「発布したら終わりじゃなくて『
巳代治「『憲法義解』というのは憲法の解説書です。井上毅さんが書いて、僕が英訳して、金子君がそれを欧米に持って行きました」
堅太郎「そのあたりはまた今度で。それでは~」
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