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***** ****への応援コメント
失礼しました、私、まだご挨拶もしてなかったんでしたね……お恥ずかしい……
えーっと、壺天と申します(礼
よろしくお願いします。
交流もないうちから以前のコメントへのお返事を蒸し返すのは控えているのですが、
丁寧に応じていただけたので、少しだけ……
私としては、長谷川さんの自殺へのスタンスを否定することはないです。
そもそもが語り手とストーリィの登場人物は別物という立場なので、長谷川さんが語り手という立場から楓さんにあの選択をさせた、とは捉えません。
あれは、確かに薄井楓という一個人の意思が選び取ったものだった。
もしここで語り手の人格と、登場人物の人格を同一視するなら、それこそ、私のスタンスに反しますね(笑
あ、この話長いので、ここで切ります。
『正しい』からと命を絶つことを否定されても、きっと受け取り手としては空虚なのでしょうね。
『そんなことは知っている。その上でこの決断だ。……それで、この前提の上での、『あなたの』意見は?』
が、私なら浮かぶ想いかもしれません。
『正しさ』なんて、どこかから借りてきて、自分の中で消化もしていない言葉では、人の一大事に投げかけるモノとして相応ではないように思います。
多くが賛同した言葉よりも、まだ誰にも支持されていない、たった一人の頼りない言葉が聞きたい……かなぁ、なんて。
おっと、長くなりました(汗
全然少しじゃないや……
長谷川さんの他作品はお目にかかっておりませんけれど、胸焼けしない一人称小説を書かれますね。
一人称は心情を詳らかにしやすいぶん、あんまり陶酔が過ぎると読み手としては情報過多になりやすいですが、所々の詩的な心情表現も、安酒の悪酔いと言うより、慣れないながらも上等の銘酒を舐めるようで、ふふってなります(ほめてる
うーん、まだちょろちょろ語っていきたいですが、あんまり長くてもご迷惑かもなので、この辺で……
お邪魔しました!
作者からの返信
壺天さま
改めましてコメントありがとうございます。
先のコメントにつけさせていただいたお返事についてですが、やはり自殺という問題はとても繊細で難しく、本作の第3話を自殺の肯定と取るか否定と取るか、受け取り手によって様々だと思います。
加えてこちらのコメント欄というのはサイトの性質上、誰でも気軽に覗くことができるものですので、それを踏まえて壺天さま個人というよりは、拙作をお読みくださるすべての読者さまに向けたつもりで返信させていただきました。
ですので壺天さまが楓の思想≠作者の思想と理解した上でコメントして下さったことは重々承知していたのですが、万一ご不快に感じるようなお返事になっていましたら、大変申し訳ありませんでした。
そして作中の文章についてもお褒めのお言葉、ありがとうございます。実は一人称小説はあまり書く機会がなく、普段はもっぱら三人称視点の、風味もへったくれもない文章ばかり書いております(笑)
ただ今作に限っては、作品の構成と雰囲気に合わせて普段とは違う文体・作風で臨んでみました。いつもはあまりやらないことを色々詰め込んだ作品なので、拙い部分も多々あるかとは思いますが、少しでもお楽しみいただけましたら幸いです。
****への応援コメント
折角なので、書かせて下さい。
鈍麻というものは、麻酔薬のようですからね。
労力のいる、希望という夢を見るよりも、現状の痛みを感じないようになりながら息だけする方が、きっと楽です。
楓さんはそれを無意識下で選んでいたのかな?と私には受け取れました。
だから死神さんが語った可能性の提示は、もしかしたら、麻酔で眠っていた楓さんの痛覚を呼び覚まして、より苦しめたかもしれないなぁ……なんて。
それが弱者の脅迫だったとしても、水を飲む気のない馬に、水は飲ませられない。
うーん、あの、このお話を否定したいわけでないんです。
楓さんのことも、死神さんの思ったことも、否定なんてできるほどの想いもないんです。
ただ、第三者として、少し心寂しいようで、書きたくなっただけで。
そう思わせるこのお話を、素敵だなって、言いたかっただけで……
……おおお、なんかお恥ずかしい……そんな感じです!失礼しました!
作者からの返信
壺天さま
はじめまして、コメント大変ありがとうございます。
壺天さまのおっしゃるとおり、楓にとってあの選択は一番「楽な」選択だったのだと思います。ただでさえ自殺を考えてしまうほどに追い詰められて、傷ついているのに、もし希望を信じて頑張っても報われなかったら、そのとき自分は今の何倍傷つき苦しむことになるのか……そう思ったら恐ろしくて、未来になんて到底手を伸ばせなかったと思います。
でもそれはきっと、楓に未来を信じさせてくれる出会いやきっかけがなかったからで、もしも彼女の手を引いたり、一緒に苦しんでくれる相手がいたとしたら……あるいは何か成し遂げたい夢があったりしたら、もう少し違う選択肢も生まれたのかもしれないなあと思うのです。死神もまた、そういう出会いにすら恵まれなかった楓の人生を寂しい、悲しいと思ったからこそ、彼女には〝本当の意味で〟救われてほしかったという願いを込めてああ言ったのだと思います。
そんな死神の心境とご自身のお気持ちを重ね合わせたかのようなコメント、とても嬉しく思いました。ありがとうございます。
ちなみに作者個人としましては、自殺という選択肢を否定も肯定もできません。
正しくないことだ、と分かってはいても、それを否定して死を望むすべての人を救済できる力なんてものは、生憎持ち合わせてはいないからです。
ただ、そんな自分にできる唯一のこととしてこのお話を書かせていただきました。
なのでほんのちょっとだけでも、壺天さまのお心に何かを残せる物語になっていましたら嬉しいです。
編集済
*への応援コメント
面白かったです!
人間の『死』が上手く描かれていいなぁと思いました。
面白くて、早く続きが読みたいなぁとなりました。
最後のエンディング、素敵ですね。
泣きそうになりました。
あわわ、感想がうまく言えない……!
とにかくとても素敵で、惹きつけられるお話でした!
素敵な物語をありがとうございました!
作者からの返信
聖願さま
このたびは拙作を目に留めていただき大変ありがとうございます。
短編連作という小説の形に挑戦したのは実が今回が初めてで、物語の構成等、不安な部分もたくさんあったのですが、面白かったと言っていただけてとてもほっとしました。
エンディングについても個人的にはここ数年書いた作品の中で一番気に入っているので、そうおっしゃっていただけてただただ嬉しいです。
死、というテーマを扱うとどうしても内容が重く暗くなりがちですが、少しでも前向きな物語として聖願さまのお心に残る作品になっていればいいなあと思います。
コメントありがとうございました!
長谷川
*への応援コメント
読後の勢いで書き上げたレビュゥに、「ぅひゃぁ……(照」と顔を掻きむしりたいような壺天です(礼
折角の感想は深夜のテンションに任せず認めたかったので、いざ!
まずは、完結おめでとうございます(礼
素敵な物語でありました。
手前勝手な感想で恐縮ですが、具体的にまとめますと、(私感想長くなる人なので、ご迷惑とならないように、箇条書きで書かせてください)
・以前も申しましたように、一人称故の死神さんの細かい心情描写。これが格調高い詩集をなぞるようで、読んでいる私に死神さんが見て、感じている世界を、美しく彩るように伝えてくれます。まるで自分自身も高尚で博学な文化を愛する人間になったように感じられ、ちょっぴりくすぐったいような心地でありました。
・連作故に、文字数に対して登場人物が比較的多め、出番短めの構成ですが、各題を眺めただけで瞬時に各短編の内容が思い出されます。それだけ各話印象的な見せ方、登場人物の実存感がしっかりとしていて、読み手の記憶に残りやすいのだと思います。登場人物各員が確かに生きてきた過去の上に意思を持つ人間だと感じられ、とても好感が持てました。
・過去に人を手にかけ、のちに死神として魂に尽くす役目を得た死神さんとチャールズの関係性、物語上の役割について。明言はされていませんが、彼らが自分以外の誰かの魂を真実美しく愛おしいと思い至ることで、失っていたはずの彼ら自身の魂すらも雪ぐ結末は、そうだったんだなと気づくことができた読み手の心中にすら、眩い朝焼けの光をもたらすでしょう。……おっと、麗句が隙が過ぎましたかね?(; ・`д・´)<デモホントウデスヨ!
特に大事なとこだけですが……こんな感じです!
あとは細々しちゃいますし、長くなるので、割愛で(照
では、よい物語をありがとうございました!(*^^*)/
作者からの返信
壺天さま
このたびは拙作の読了&レビュー、大変にありがとうございました。今朝方レビューを頂戴していたことに気がついて、どこでお礼をしたものかと困っていたのですが、折よく場を設けていただき助かりました。重ね重ねありがとうございます。
それから勿体ないお言葉の数々も。。
実は本作は映像化を前提としたコンテストに応募するべく書き上げた作品だったりするので、文章がきちんと映像となって壺天さまの脳裏に届いたのでしたらこれほど作者冥利に尽きることはありません。
結局コンテストが中止になったうえ、今の世の中のニーズに見合った作品でもないので、このままお蔵入りかなあと寂しく思っていたのですが……最後に供養として公開した先で、思いがけずたくさんの温かいお言葉をいただけてとても嬉しく思っております。
死神としての適性とはなにか、また死神が人間となるために必要なものとは、という点についてはコメントで触れていただいたとおり作中での明言を避けました。その答えや彼らのその後も含めて、ぜひ壺天さまだけのキャンバスに描いてみていただけましたら嬉しいです。
彼と彼らの結末を最後まで見届けていただき、大変ありがとうございました!
長谷川