新商品
小料理屋の女将はしばらく看板を見ながら「そうだねぇ」と悩んでいたが、その中の一つを指差して一同を振り返った。
「大勢で食べるには少し足りないかもしれないけれど、これ、食べてやってみたらどうかね」
女将が示したところには、「未来世紀以外全部真実」と書いてある。
「なんでしょうか、これ」
料理にしては珍しい名前にロスが首を傾げた。女将は苦笑しつつ木戸を大きく開き、一同を中へ誘う。
「うちで昨日から出している新しい品だよ。味は……少し苦めかもしれないけれど、真面目に作ってるから」
この小料理屋の評判の程は不明であるが、たまに真面目な主人を市場で見たことがある。そう王女は記憶していた。
***
おはようございます。
昨日、短編の新作書きました。かけたのでコンテストに参加しておきました。
「未来世紀以外全部真実」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054893726430
大地 鷲さまの自主企画『第8回 読ませて! 横暴編集長! — 新春敗者復活戦 —』に参加してみました。前から参加してみたかったのです。初参加です。
読み手によっては、ビターに感じるかもしれないです。私もそういう気持ちに対して考えるところを、どうにか表現したかったので。書くことによるカタルシス効果ともちょっと違うかもしれません。
気が向いたら、さくっと短いのでどうぞ。
それでは〜。
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