応援コメント

厩戸」への応援コメント


  • 編集済

    >「ああ、蘇我の大臣は背が低いからな。この間も物部の大連にからかわれてたぞ」

     敏達天皇が崩御した後の殯宮の話ですね。

     小柄な体に大きな刀を佩刀した馬子の姿を守屋が笑ったとか。

     矢で射られた雀の様だとか言われたそうですが、葛城氏や蘇我氏の研究で著名な歴史学者の平林章二氏(『蘇我氏の実像と葛城氏』白水社)によると、中国の『礼記』にも雀の跳ねる様な仕草が書かれていて、古代日本でも当時の中国の喪葬儀礼を導入して蘇我氏が整備したものだから物部守屋が嘲笑い、両者の対立が激化したという説を述べられていましたね。

    作者からの返信

    おお! 流石麗玲さん!!
    気づいて頂けて嬉しいです。

    麗玲さんも平林氏の著書読まれていたのですね! 博識ぶりに脱帽です。この作品では、キャラクター性を引き立たせるために単に小柄だという設定にしているのですが、私も平林氏の学説を面白いなあと拝見させて頂きました。

    殯宮の鈴と雀の逸話も後々出てきますので、楽しみにして頂ければ幸いです!