メイドとしての活躍は最初の方のみですが、その後の展開も面白いです。クエリーシェルとの関係もどうなるのか気になるし、続きが読みたいです!
あんまり書くとネタバレになるし、でもこの作品の面白さを伝えたいし!なかなか、ジレンマがあります。異国恋愛物語?なんか超戦うメイドさんです。乙女の嗜みが物騒で凄く楽しくなります。どこかで見たことあるお料理もたくさん出てきて(勿論、美味しそうな描写つき)、各国と現実を照らし合わせてみるのも楽しかったり。なんか退屈だなーって人は、ぜひぜひ、この作品を読んでワクワクドキドキしてください。続き、楽しみにしてます。作者様の手腕に弄ばれたい!
本作は独身の地方領主と彼に拾われたメイドの交流を描いた物語です。メイドである彼女の方が主人公のようですが、領主の方も存在感があり、両方が主人公なのかなという気がします。お互いをとても大切とし、その仲を育んでいく二人から目が離せません。恋愛もの、とくに身分違いの恋が好きな方には特にお薦めです。
視点(一人称の主体)が章によって変わるので、それぞれの思っていることや感じていることが判って面白い!この世界、男性陣より女性陣の方が度胸があるし肝も座ってる。それを優しく見つめてフォローする男性陣の器の大きさ。大冒険をして、大ハッピーエンドを迎えることを希望しながらも、いつまでも二人の微笑ましい光景を見ていたいと言う矛盾はどうしよう?早く続きを読みたいと思う小説です。
最悪の境遇の中、自分を殺して(自称)悪運の強さと自らの能力で生き残ってきた主人公。隠し事が多い自分をあるがままで受け入れてくれる人を見つけた彼女は目標にたどり着くことができるのか。けっこう重い背景を持つキャラクターたちだが、それぞれそれを乗り越えて/消して生きてきた。そんなかれらが、悲壮感を漂わせずに生きている様子によって、軽やかさがさらに高まって読みやすくなっている。主人公二人が徐々に心を開いて自分のことを認識してゆく様はじれったくもあるが微笑ましく、これからの展開が楽しみ。