人間が名前を持つ瞬間

もしこのレビューを読んでから『現と夢』を読むとか、読むか迷ってるって方がいたら伝えます、読んで。
惹かれた。僕は彼らの人生に惹かれた。
一つ一つの言葉が人間らしさを持っていて、いつまでも続けばいいという読み手の僕のエゴが読み終えた後もまだページを進めようと指を動かしていて、いつの間にかここにいます。
どこか二人に共感できてしまい、でも共感しちゃあ、こんな軽くわかるなんて思っちゃうのは悔しいという僕がいます。彼らはかっこいい、そこに憧れるけれど、それと同じなんかじゃいられないと思えるくらいの人間らしい良くない部分もあって、そこがとても好きです。
何度も読んで何度もここを書き直してちょっと混乱してきたのですけれど、もしこのレビューを見てから読む人再度伝えたい、読んで。
ごちそうさまでした。