ジャスコ城ノブナガ

作者 アルキメイトツカサ

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★★★ Excellent!!!

『ジャスコ城ノブナガ』。
これほど吸引力のあるタイトルも珍しいでしょう。ジャスコて。

時は1999年。400年にも及ぶ歳月を経て復活した魔王ノブナガ。それに挑む、明智一族の末裔ら退魔士たちの物語です。
琵琶湖のほとりのジャスコ城で。

なんで信長とジャスコなの?と思っていた時代が私にもありました。
しかし読んでいくうちに、楽市楽座令など自由な商売の政策を敷き、天下統一を目指した彼が、全国展開する大型商業施設であるジャスコに目を付けたのは凄まじく理に適っている、と考えるようになりました。
今では、織田信長とジャスコは切っても切り離せない関係にすら思えます。

魔王ノブナガの配下は、ジャスコ内の各テナントに店長として配置されています。通称『ジャスコ武将』。
この発想が凄い。店ごとの商品やサービスが『ジャスコ術』という異能として見事に昇華されていて、思わず舌を巻きました。

主人公側の登場人物たちもみんな魅力的です。
特にバディものが好きな方は必見でしょう。
漢気主人公とギャルヒロイン。イケメン聖騎士と厳つい極道。無骨な筋肉おっさんと純真な少女。
どれもいい。とてもいい。
私の最推しはベアタンクです。松田も好き。おっさんキャラが素晴らしい。

豊富な語彙で綴られるバトルシーンは迫力満点の臨場感。
展開が進むほどに熱さを増し、その中で輝く仲間たちの絆と信念に涙しました。
ジャスコなのに……いや、ジャスコだからこその戦い……

読了した今、物凄い充足感に包まれています。
きっと今後はジャスコ(イオンになっちゃったけど)を訪れるたび、聖地巡礼のような気持ちになるだろうと思います。泣いてしまいそう。

本当に素晴らしい作品でした。ありがとうございました!

★★★ Excellent!!!

ジャスコ城に魔王信長が降臨します。
不思議な設定なのですが、気づいたら最後まで読んでいました。
基本バトルで、熱い展開が続きますが、クスッと笑いを誘われることも多々あります。
読んでいて気づくのは、作者様の並々ならぬジャスコ愛です。
よく考えたら、私もジャスコに思い出があります。
みなさんも、身近なところにジャスコ、ありませんでしたか?
気になった方、読んでみてはいかがでしょうか?

★★★ Excellent!!!

現代に甦った第六天魔王、魔人・織田信長。それを迎え撃つは明智の血を継ぐ者、主人公・明智十児。

時は戦国、後に「天下の裏切り」と汚名を着せられた明智家だが、魔に魅入られし信長を斃し調伏すべく命を賭し戦った退魔師だったのであるーー。

もうこれだけでワクワクする伝奇アクションですよね!

なんですけれど…。

魔人・信長の待つ居城は、ジャスコ。
そう、あの誰もが知るジャスコです。

こんな時どんな顔したらいいのか分からない…。

シリアスとコメディの狭間で、きっとあなたも翻弄されて夢中になるはず。ついでに知らず知らずのうちにジャスコ知識が高まるはず! 望む望まないに関わらず! ああ、困った面白い!

未体験の異能バトル、まだの方はぜひご賞味あれ。

★★★ Excellent!!!

 ジャスコが復活した織田信長によって、占拠された。ジャスコの屋上には城がそびえ、完全に店舗と融合していた。そしてかつて信長と共に戦い、忠義を尽くした有名な戦国武将たちも復活し、ジャスコ内の各店舗ごとに配置されている。しかも信長の力とジャスコが融合していることから、武将たちの力も店舗に由来する異能力へと変化していた。信長がジャスコを使って、天下布武を敷こうとそる中、その信長を倒すために、各地から有名な退魔師たちも、ジャスコに集結しつつあった。
 中でも信長を「本能寺の変」で倒した明智の血を受け継ぐ主人公は、一人の渋谷系ギャルと共に「入店」し、戦うが、「ジャスコ武将」と化した武将から一人の退魔師が殺されるのを目撃してしまう。それでも前に進む中、各地の退魔師たちと合流することに成功する。ヨーロッパ系聖騎士。日本のヤクザ。メラネシアの音響術師。日本の東北レスラー。中国の気の使い手。などなど、多彩な面々が顔をそろえた。
 しかし、退魔師たちは意外な人物の手によって、再びばらばらにされてしまう。その人物は、戦国武将ではなかった。
 ばらばらになってしまった退魔師たちは、再会できるのか?
 そして、勝手の分からないパートナーと共に、名だたる戦国武将を倒すことが出来るのか?

 是非、御一読下さい。

★★★ Excellent!!!

 最初はシリアスな戦記物かと思ったら……💧
 いや、タイトルからして単にシリアスと思っちゃダメですね。
 ジャスコ城ノブナガ。
 一気読み出来る人は一気に読んで下さい!
 私は少しずつしか読めないのでやきもきしています💧
 色々気になってしょうがない💧 一気に読みしたいけど訳あって出来ない💧
 本当に一気に読める方は読んで下さい。
 もちろん、少しずつでも面白いです!
 安土城や出て来る武将がどんな状態になっているのか、貴方の目で読んで確かめて下さい! 面白いです! 面白いんです!!
 
 
 
 カクヨムコン5長編部門参加作品です。 

★★★ Excellent!!!

ジャスコを題材としていながら、ファンタジー、バトルにするという離れ業。
筆者の発想に驚きます。
完全なるカオス。

ジャスコ(は、もうないのだけれど)スーパーでの「あるある」を見事に取り入れて笑いの要素に変えています。
筆者はジャスコの何なのでしょう。
マスターオブジャスコですか?

ジャスコ城の攻略を中心にストーリーは進みますが、微妙に庶民的な敵が。。
武将も他も、色々出てくるドタバタ劇です。

★★★ Excellent!!!

16世紀の英雄織田信長が1999年に戻ってきた、そんな信長が新たに拠点するのはショッピングセンターで知られるジャスコだった。
それを許さない明智光秀の子孫とその仲間が打倒信長のためにジャスコ城へと向かうのだった。
今やジャスコはイ○ンになってしまいましたが、ジャスコ時代の頃を思い出して見ましょう。こんな武将ファンタジーは他にありません。

★★★ Excellent!!!

中心には織田信長や明智光秀の設定がありますが、海外の要素も含む濃ゆい様々なキャラクターが登場します。

それにジャスコ城の攻略はダンジョン探索的な要素もあり、アクションシーンは文章の熱量もあるため、読み手を飽きさせません。

そんな派手なアクションノベルを楽しみたい方にかなりおすすめです!

★★★ Excellent!!!

 魔王信長が復活して、新たに拠点としたのは――ジャスコ。
 かつての信長の配下たちが、それぞれのエリアの責任者となっており、戦国時代が好きな人はニヤリとさせられるネタが散りばめられています。
 戦国時代のことに詳しくない方も、ほとばしるジャスコ感によって楽しく読み進められると思います。
 登場キャラが豊富で、しかも、いいキャラしてます。楽しいテナントがいっぱいなショッピングモールのような作品です。

★★★ Excellent!!!

あの織田信長は魔を愛でる者だった。明智光秀に本能寺で討たれ、だが、魔王信長は炎の中、復活を予告する。

そして、その予告は現実のものとなり、


1999年、近江八幡市
魔王の城はついに姿を表した。その城はなんとあの『ジャスコ』だった。


という、初見では笑えばいいのか真剣になればいいのかわからないこの物語。

ジャスコに天守閣を乗せた魔王の城を攻めるのは

明智の子孫、ギャル忍者、仙術使い、白騎士に音響術師、熊、ゴーレムマスター、果ては極道まで。

これでもかと揃えた顔ぶれを迎え撃つ敵陣も、歴史の教科書に出てくる名だたる武将たち。そんな武将の逸話にこれでもかとジャスコを盛り合わせます。

あらゆるところにジャスコがちらつくので、笑いたくなるんですが、本筋はかなりハード。序盤から容赦の無い展開が待っています。攻略組のひとりひとりにドラマがあり、その中で生まれる絆に胸が熱くなります。


そして、この物語、なんと、なぜ舞台がジャスコなのかまできっちりと根拠があるんです!

文量は結構ありますが、後半明かされる秘密の種が、序盤から各所に埋められているので、出来れば一気読みがおすすめです。バトルの連続ですが、多彩なキャラクターと見事な描写で、飽きることなく駆け抜けられます。