恋愛のアレコレ

「失恋」と向き合うと幸せになれる。

失恋ってした事はありますか？大なり小なりあるとは思いますが、結論から言うと、失恋は考え方を変えればもっと自分を成長させる事ができます。

人類には恋愛感情という、愉快でもあり厄介な感情がある。私はどちらかといえば、恋愛には振り回される質だ。昔は違うと思い込んでいたが、どうやら幼い頃の愛情欠乏に所以しているらしい。経験を積み重ねた今、そんな言い訳をしたら甘ったれなどと怒られるのだが。

失恋は人生で一度は味わうだろう。これもまた、失恋を引きずるタイプとそうでないタイプに別れる。私は言わずもがな後者である。前の恋愛では凡そ三年間は引きずっていた。思い出は美化され、後悔と罪悪感がずっと胸奥に蔓延るのだ。こうしていれば、あの綺麗な関係が続いて幸せだったかもしれない。まるで、ラ・ラ・ランドの映画のエンディングシーンのように、その色彩は鮮やかで、隣に映るその人は誰よりも美しく笑う。

こんな事を考えながらも夜な夜な思い出しては泣き乱れる。失恋ソングを聴いても、他の誰かを探して彷徨っても満たされない。第一こういう時、自分の魅力をうまく発揮できないものなのだ。

だけど失恋は悪い事ではない。痛手は追うし、自分を失った気持ちになるかもしれないが、人は失わなければ成長出来ない。傷ついているのに、違う、こんなはずじゃないと否定をするからどんどん苦しくなってくるのだ。ならば、傷ついた事に蓋をしなければいい。

思い出してみて下さい。その人は完璧な相手でしたか？好きという気持ちに盲目になって傷つけられて大事にされなかった記憶はありませんか？恋愛に正解などはない。だから、自分だけ、相手だけを責める事はそもそも間違いなのだ。

自分が成長して、未熟だった事を思い知ると、今度は相手の幸せを願う事が出来るようになる。自分以外の人と幸せになって欲しいと心から願えるようになる。未熟な方が恋愛は楽しいんですけどね、自分本位は楽ですから。

でもきちんと人を大切にしていけば、相手も自分を大切にしてくれるはず。なので、失恋を乗り越えて素敵な恋愛を経験して欲しい。

本気の恋愛が見つからなくても、経験を積むのはいい事だ。一つ一つの失敗があって、本当に大好きな人と幸せになれる未来を掴めますように。