恋愛のアレコレ
白宮安海
受けて渡して
自分本位でいる恋愛はよくダメだと聞く。私は恋愛経験は多い方だが、経験上は自分本位でいた方が上手くいく場合が多かった。いや、自分本位という言い方はあまりにも稚拙だ。
自分本位という意味を検索をしてみると、自己中になりすぎて周りの配慮が欠けるという事だ。
題名の自分軸という言葉に起き変えよう。恋愛には自分軸で考える人と、他人軸で考える人がいる。
他人軸で考える人はつまり、相手がどう喜ぶのかを考える人。そして自分軸で考える人は自分がこうしたい、こうされたら喜ぶと考える人。
結論から言うと、自分軸で考える恋愛の方が幸福感は強い。他人軸で考えると、どうしても正解が見えなくなり、不安に苛まれやすくなるのだ。ただし、両方の軸で考える方が最案だというのは置いておいて。
人間とは曖昧な生き物故、0か100かではない。相手を思うが為に自己中になったり、思われたいが為に努力をする。
正解は一つではなく、百あれば百通りあって恋愛も同じなのだろう。ただ、相手の気持ちなど考えても予想しても、知れっこないのだから、結局は自分で決めるしかないのだ。
キャッチボールのようなもので、受け取れば投げなければいけないし、投げたら受け取らなくてはいけない。不器用な人は、ボールが強かったり弱かったり、上手く向かうまで飛ばせなかったり。だからこそ、恋愛にも練習が必要なのだと思う。けれども愛は密かにいつも、自分の傍に佇んでいる。怖がらずに、まずは自分を愛する事から初めてみればいい。
相手を思う事は美しい。ただそれは他人本意ではなく、自己犠牲でもなく、単にこちらがしたいと思ったから。それ以外の理由などない為、見返りなどは要らないのだ。
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