第3話 凍えた猫
息が切れる、喉が痛い そんな状態で山に着くと真っ先に冷めている猫を抱え小学生の時に遠足で登ったハイキングコースの入口を目指す、ハイキングコースを登り始めた時は小学校の時の懐かしさを感じたが、疲れて立ち止まりふと視線を下に落とすとそこには
冷めた猫がいる、
そこには懐かしさなんてものは無かった。
山の中腹に差し掛かった時に猫の祠を
探し出した。
その祠の中には猫が固まって寝ていたが、遠足の時はこの祠の事を見つけて、周りの人に話してみたが信じては貰えなかった、しかし今ここにはその祠がある、
あと数分で日没というところで
猫を祠の前に置いて
霜焼けで赤くなった、
手を合わせ目を閉じた...。
翌日の朝、父親が起きて来ると子供部屋の
窓は凍っていて、外には凍えている
真っ黒い猫が窓越しにこちらを見ていた、
その猫の目はどこかで見た事のあるような
目をしていた。
凍えぬ少年凍えた猫 山に住みたい @yamazumi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます