第2話 猫との出会い

学校も帰りの時間になり、防寒着を来て外に出ると、朝よりはいくらか マシだが、

またもや肌を刺す様な寒さが襲って来る。


「明日は手袋を着けて来よう」なんて思いながらチャリを漕いでいる時だった、

路駐してあるトラックの下に黒くてモフモフした何かがある事に気付いた。


気になってチャリを道の端に止めてその黒くモフモフの物体によって見ると

猫のようだった

こんな所に居ると寒いと思い触ってみたが、その猫は冷たかった...

恐らく、トラックが止まった直後はエンジンの熱で暖かかったのだろうがエンジンが

止まり徐々に冷めて行くうちに

そのまま冷めてしまったのだろう

家に帰る事も忘れ、冷めている猫をチャリのカゴに入れて7、8kmはあるだろうか

1番近い山までチャリを全力で漕ぎ進めた。

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