第13話 いきなり大団円
あれからもう3年になるか。
結局あの戦争が何だったのか一介のパラディンである私にはわからない。
が、一人の青年アトレイユが戦いを通じ勇者アトレイユとなっていく様を間近で見れたことは望外の幸せである。
あの戦いの後、無理がたたったのか私は患い施療院の世話になってしまったが、あの戦いの物語を執筆し、記録するのが老いた私の最後の仕事であろう。
あれからシスターだったマリアは法王にまで出世した。女性法王は大陸始まって以来だそうだ
サムライのカインは伝説の剣を求めて新たな旅に出たそうだ。傍らには幸せ太りした元ペガサスナイトがいるのだとか。
格闘家のボルボも今では道場を構え。
それから黒魔術師トーマスは……
「ちょっとジェイクさん、まだ準備してなかったんですか」
漆黒のドレス姿のトーマス。あのときの戦闘服。
「アトレイユの結婚式に遅れちゃいますよ」
そうか
今日は勇者アトレイユとエリザベール姫の結婚式だったか。
そしてアトレイユ王子誕生か。
けど
このファーストファンタジーの執筆も終えたし、私は少し長めに眠ろうか。
完
それではファーストファンタジーⅡでお会いできる日を楽しみにしております。
この物語はフィクションですので、実在の人物、団体とは関係ありません。(ドラゴンボールのラストにこの表示出て、めっちゃワロた)
ファーストファンタジー クレープ移動販売者 @936238
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます