じいの言いたい事はわかる気がする。
ここまで帝国軍が急リーベル人に対して行っている行動をみれば、何となく想像はつく。
そしてもう帝国側はエルミラを必要とはしていない。
となると邪魔な存在でしかない。
ここでエルミラが戻っている事が知られれば、何はさておき探し出そうとするだろう。
そうなると、人質としてエルミラに近しいもの達を見せしめに殺しかねない。
ここまでの帝国軍の行動はそう思わざるを得ない。
じいはここに生きて、死体処理をさせられ、一番この国の人が蔑ろにされているのを肌で感じてる。
「離れろ」という言葉にはいろんな気持ちが含まれていると思う。
ロレッタが認めたエルミラは、どうするんだろう。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
仰る通りです。
現在の島に、エルミラがいることで好転することは一つもありません。
女将やじいの言うことはもっともな話なのです。
姫様は少々おてんばが過ぎました。
そのために、これからゾンビよりえぐい真実を思い知ることになるのです…
帝国に花嫁として連れ去られてから、ずっと緊張してきたエルミラが、育ての爺やに会合して、緊張の糸が切れた。
でも、エルミラの安全を思っているからこそ、早く島から離れろと言うのでしょう。
しかし、リルの事は、王国の魔法使い達にとって、第一級の機密事項なんでしょう。だからこそ、反乱軍の重鎮でも情報が流れてこない。
もしかしたら、反乱軍の中で誰もしらないかもしれない……それはヤバイですね。
せっかく、ここまで来て。
なんとか出来ないですかね。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
はい。
ウェンドアはエルミラにとって危険な島になってしまいました。
姫様にとっては辛いかもしれませんが、帝都暮らしの方がじいにとっては安心できました。
それがまさかの脱走。
お尋ね者になってしまったので帰らせるわけにもいかず、どこでもいいからとにかくこの島から「離れてください!」となってしまうわけです。
果たしてじいはハーヴェン軍アジトへ連れて行ってくれるのか?
次話もお楽しみに。