応援コメント

第29話「掃討隊」」への応援コメント


  • 編集済

    そーか、夜間にゾンビを徘徊させるのは、市民たちに夜間禁止令をまもらせるのと、もうひとつ、朝の掃討戦で旧王国の魔法兵達を見せしめとして殺すところを市民たちに見せつけているわけでもあるんですね。

    そうすることで、帝国軍に逆らうな、と無言のプレッシャーをかけている。

    海軍魔法兵は、魔法船を有効利用する為に使い、陸軍魔法兵は、市民に恐怖を植え付けるために使っている。

    帝国軍恐るべし。いかに市民に帝国の恐ろしさを広めるか? きっと頭の良い軍師がいるんでしょうね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    はい……
    帝国はまだ島を完全に掌握しているわけではないのです。
    解放軍といっても野盗に近いですが、一応帝国打倒を目指して島内各地で暴れています。
    被害に遭っているのは島民たちだけではありません。
    街道で遭遇すれば帝国軍と戦いますし、手薄なら帝国軍の拠点も襲います。
    州政府の役目は島民を鎮撫し、帝国の統治を受け入れさせることですが、市民の中にも解放軍と通じている者が紛れ込んでいるかもしれないと思うと……
    恐怖政治は当然の流れかもしれません。
    まさに仰る通りのプレッシャーです。
    ……ここまでもなかなかの胸糞話でしたが、まだ出てきます。
    闇的な話が……
    頑張って読み進めていただければ幸いです。

  • 帝国軍のやり方が本当に胸糞悪い。
    でもそれは元々魔法兵の彼らが助け合いをせずにきた事の報いでもある。
    因果は廻、自分の行いは自分に帰るのだと思わずにはいられないです。

    でも、これが今のリーベル王国だった今の現状で、帝国軍達はお荷物になりつつある魔法兵団をなくしたいわけで。
    彼らには魔法に対抗する兵力がある。
    あえて魔法兵を使わなくてもやっていける、そう判断したのだと想像できる。

    「じい」がここに毎朝朝食を食べにくるという、少しの希望を見出した直後に、この凄惨な状況を見せられたら……キツイですね。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    帝国も帝国なら、リーベルもリーベル。
    どちらか一方が全面的に悪いのではなく、様々な相互不和や非道の上にいまの悲惨が生まれたのです。
    魔法使いたちは他者を蹴落とし、見下してきました。
    人間に対する尊重や敬意を忘れてきたのです。
    いま置かれている状況はまさに因果応報です。

  • エルミラが、城門に群がっていたゾンビたちに敬礼したシーンをふと思い出しました。

    もし現実でこの無慈悲さを目の当たりにしたら、「ゾンビ化していてもしていなくても、やっていることはたいして変わらないな…………」と思ってしまいそうです。

    生き抜くためには強くならなきゃいけませんが、ただ強くなるだけではなく、その強さをどう活かすのかが大切な気がします。

    誰かの命を犠牲にしてでも自分だけは助かろうとする『生き物の本能』って誰もが必ず持っており、目をそらしたくなるくらい残酷なものですけど…………

    今回のお話を読ませていただいて、目を背けるのはいけないなと思いました。

    ゾンビ怖いですけど…………(;´・ω・)。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    生存本能というものは、時として残酷な決定をしますね…
    これが弱肉強食の島の日常なのです。
    読み終えたとき、ここが日本で良かったと安堵できます(笑)