正直、自国の解放軍とはいえ、これはあまりに胸糞悪いですね。
国の崩壊とは、こう言うことなんでしょうね。
正しいことを行う者が極端に少なくなる。
統治できない輩が増える。
国は荒れる一方……
でも、身内と言える二人が生きていた!
しかも解放軍とはいえ他の粗暴集団とは少し違う形態の集団を率いている。
これは朗報ですね!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
私たちの世界でも、紛争や暴動をニュースなどで目にします。
シャッターを破壊し、店主に危害を加え、商品を略奪する。
怖いと思ったが、平時はお客さんだった人が暴徒に混じっている場合があるということです。
昔から、いつか奪ってやろうと企んでいたのでしょうか?
それとも機会が訪れた途端、頭の中でスイッチが切り替わったのでしょうか?
人間にはそういう恐ろしさが潜んでいるのだな、と驚きました。
このエピソードはそこから着想を得ました。
エルミラの帰郷は始まったばかりです。
果たしていまの故郷に、懐かしいものはどれ位残っているのか…
村娘を助けたことで、結果的には国の現状を正しく知ることが出来た。解放軍という名の略奪者達の事も知ることが出来たし。
確かに、王国のための解放であって、民衆のための解放にはならないですね。
解放軍を動かしている人たちの頭は、帝国を追い出して王国のシステムを取り戻すだけですものね。
村人達から見たら、支配者同士の取り合いでしかない。しかもその権力争いのために村人達の命を平気でもて遊ぶ。
エルミラも自分の実家の酷さにもう一度目を向けざるを得ない。
でも、リルの情報を手に入れるためのとっかかりとして、エルミラの関係者を見つけられそうですね!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
はい。
民衆を帝国支配から解放するのではなく、自分たちの本能を解放する軍でした…
たとえ、いずれかの解放軍が帝国を追い出せたとしても、島はもう元には戻らないと思います。
きっとその後には新王朝対市民軍の戦いが待っていることでしょう。
エルミラにはきつい現実でした…