エルミラの王国での立場とやらされていた仕事が……何とも虚しいです。
彼女の求めたものが自由で、王国が滅んだ事で、今、手に入ったというのも皮肉な話ですが、懐かしいうみねこの鳴き声が少し寂しさを伴うように聞こえてくる気がします。
あんな仕事はつまらないけれど、それでも懐かしいと思えるのは、もう王国がないからですよね。
そしてリルがやっぱり可愛い。
彼女の無邪気さが救いのようにも思います。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
エルミラは剣の才能が多少あるものの、魔法王国においてはあまり重要ではありません。
もし生まれつき魔力が高ければ違ったのかもしれませんが、そうではないのでまったくのお飾りでした。
何を目指していて、何ができる人間なのかは問われないのです。
いまは仰る通り、自由が手に入りました。
代わりに、情け容赦なく「おまえに何ができる?」と問われていくのです。
彼女はロレッタの援護を受けられて本当に良かったと思います。
こんな鬱話ばかりだと書いていていると落ち込んでくるので、リルには時々ボケてもらいます(笑)
彼女の無邪気なボケは書いていて楽しかったです。
やっぱり言いたくなりますよね……『ただいま』って。例えもう他の国のものであっても、生まれ育った土地ですもの。
とにかく、やっと国に戻って来れた。
コレからが、さらに大変な仕事が待ってる。
しかも、これからは優秀な!リルちゃんはいないし。
次からは国内編の始まりですね!
作者からの返信
コメントありがとうございます。
はい。
祖国ではなくなりましたが、故郷であることは違いないです。
やっぱり「ただいま」と漏らしてしまうのではないだろうかと思いました。
ここから帰郷編の始まりとなります。
退屈で窮屈で、しかしよく知る島だったイスルード島は、いまや似て非なる帝国領イスルード島です。
当然、すんなりと用事が済むはずがありませんし、神(作者)が済ませません。
エルミラには物語を面白くするために、いろいろと苦労してもらいます(笑)
続きをお楽しみください。