この話はファンタジーでありながら人物や感情のリアルな感じが伝わる理由がわかりました。
やはり魔法一つにとっても、長所と短所の理由がわかるからだと思う。
こうして魔法を編み出しました。だけではなく、そうなるとこういう短所が出てきました。なのでこれを編み出しました。
これはそうそうできることじゃないです。
矛盾がどこにも見当たらない。どれほど深く考えたのかが見えてくるし、同時にリアル感が跳ね上がる。
ちょっともう、この世界観に夢中です。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そうですね…
やっぱり自分が読者だったら、物事が繋がっている話が読みやすいからなのかもしれません。
最初からサーっと綺麗に流れて読み終わる話が好きです。
…そのように書くのが難しいですが(笑)
おお!
まさに旧リーベルの魔法研究所が対竜兵器として創り上げた最高傑作。
さながら、現代でいうところの最新鋭イージス艦ですね。
デリシアの空間鏡。
三次元の空間把握能力は、海上の索敵能力だけではなくて、まさに対空戦闘のための目。
敵からは姿をくらましながら、こちらは遠距離から近距離までの三次元空間を正確に把握し、リルが感じる方向に瞬時に目標を定められる魔法弩。
やばいなー。
この船の真の価値を理解する為政者(戦争屋)が現れたら……
作者からの返信
コメントありがとうございます。
魔法使いは近接戦闘が苦手です。
相手から距離を取って、危険が迫る前に魔法で倒すのが主戦法です。
そんな彼らが海に出たら、やはり遠くから対処しようとするのではないかと考えました。
大昔、敵は水上と水中にしかいませんでした。
ところがアレータ海海戦後、空中にも敵がいると知り、平面ではなく立体的な索敵が必要になりました。
そして接近される前に撃退しようと思ったら…イージス艦みたいな戦法になりますね。
舷側を向け合ってド突き合いに勝ちたいということでもない限り、あの戦い方が魔法使いらしくて正解なのかなと思います。
ファンタズマの価値を理解する戦争屋というのは仰る通りです。
女将が心配しているのはまさにそこでした。
もし、「嫌じゃ、嫌じゃ、妾は帰るのじゃ!」とただのわがまま姫だったら宿屋号に軟禁したかもしれません。
エルミラが手に入れた力は、それほどヤバいものです。
楽しんでいただけて良かったです。
またお越しください。