いやはや……すごい情報が目白押しで……。
まず、帝国と王国のあらゆる面でのせめぎ合いが、ここでよく見えてくる。
情報や技術の推移とともに見えてくる人の持つ残酷さ。
これほどまでに練り上げられた世界を見たのは初めてかもしれない。
それが自分の知っている歴史の中にも見えてくる部分があって、海洋王国と帝国としてのものだけではなく、現在進行中の歴史までもが見えてくる気がした。
凄いです、中村さん!
本当にこれは凄いと思う。
『リルの乗る船』だと思っていたものが、作られていく様と研究者たちの歪んだ心をまざまざと感じることができました。
リルが生きているということだけが、ここでは救いだと感じました。
本当にすごいものを書かれている。
鳥肌が立つほど、惚れ込んでしまいました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
少々残酷かもしれませんが、こういう酷いことは許されないという戒めの意味を込めて書きました。
公開当時は、「残酷すぎる!」と叩かれるんじゃないか、と震えてました(笑)
だから理解していただけてとても嬉しいです。
普通に生活している国民達から離れてしまった王族や貴族には、もう国を治める事はできないのですね。
そして同じく、普通の感覚から離れて魔法のためなら古代部族の娘を兵器として利用する研究者……
コレからどうなっていくのか?
うーん、重くて、深いです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
王政、民主制、いろんな政治体制がありますが、結局国民を顧みずに好き勝手やれば滅んでしまうのだと思います。
気にしすぎるのは良くないですが、ある程度は自分が周囲からどう見られるのかを振り返ってみるべきです。
その視点がないから魔法使いたちは易々と外法に手を出しました。
都合のためなら反則も裏切りも躊躇いません。
味方を裏切り、敵も裏切り、もうわけがわからない国に成り下がった挙句、滅ぶことになりました。
生まれたての超兵器を残して…