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エルミラを帝国から連れ出したリルの船の全貌がこれで見えてきた。
そういう経緯で、この船は作られた。
つまり、やはりリルは人間ではないということになる。
船と一体化した妖魔……
何だか悲しいですね。
人間のエゴの大きさは果てしない。きっと現実もそうなのです。
最後まで人の心を持っていたロレッタが耐えられなくなるのは頷けます。
もう見たくないと思うはず。
歴史の中でも塗り替えられる事実は多くある。
ここへきて「英雄ではない」というロレッタの言葉が二重三重に響いてきますね。
名前を間違った!!!リルでした!!!
なんでミラだと思ったんだ???あ、エルミラだ……
申し訳ありません〜〜〜
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そうですね。
時代の寵児の弱さ、権力者の冷酷さを表現してみました。
リルもロレッタも、彼らの都合に翻弄された被害者なのです…
いやぁー、ヤバいですねー。
人間が生きていくために身に付けたのであろう、相場、『経済原理』
効率よく食べ、効率よく生きる、こと。
そこに、生物としての『欲』が乗って来た。
まるで、ノーベルさんが発明したダイナマイトが戦争で使用される話や、アインシュタインが発見した核分裂が、原子爆弾として世界を破滅に導く話に、似てて怖いです。
どうすれば、海の魔物や海賊たちに立ち向かうか?
その発想で始まった、魔法兵団。
そして、魔法兵団の貧弱な能力を補うための、魔法艦。
ところが、そこから先は、効率優先による、究極兵器、妖魔艦の新設。
そして、海洋覇者への欲望による他国との戦争による、妖魔艦の暴走。
その結果、一つの島国家が滅亡する。
歴史は、勝者によって書かれるとはありますが、ロレッタによって語られる、故(?)リーベル海洋王国の真の歴史。
もしかして、ファンタズマは、魔法艦?、それとも、妖魔艦?
エルミラも、もうあきらめて大魔女ロレッタに付いて行くしかないんじゃないですか?
作者からの返信
コメントありがとうございます。
力が強くても、心が弱い人間はろくなことをしないですね。
ロレッタが現れるまでリーベルは貧しい小国でしたが、実は国力より住人の心の方が貧しかったのです。
だから力が手に入ったら止まりません。
また貧しい頃に戻るのは御免ですから。
そんなことになるくらいなら、ノーベルさんやアインシュタインさんの意向など気にもしないのでしょう。
お二方もロレッタ同様、大量殺戮など望んでいなかったはずです。
ファンタズマは魔法艦か? 妖魔艦か?
ん〜…
どちらでもあるような、ないような…ゴニョゴニョ…