プラナリアさま
こんにちは。
『顕微鏡』は埋もれていた自分の記憶を掘り起こすきっかけになるお話が多いです。うちの中学は吹奏楽部の顧問が熱血タイプで、とても厳しいよと言われ、入るのをやめたことを思い出しました。
吹奏楽部だと、個々の楽器を演奏できるだけでなく、合わせられてなんぼ、ですもんね。
音楽が好きで、楽器が好きで、やってみたくて入部した子たちのなかには、「合わせる」の意味が分からなくて戸惑い続けた子たちがいただろうなと思います。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
私は吹けないトランペッターでしたが、「合わせる」のは好きだったんですねぇ。休符も演奏なんだって、分かる気がします。みんなで息をつめる一瞬、タクトと共に奏でだす瞬間が好きでした。吹けなかったけど(*´∀`*)
プラナリアさん、更新ありがとうございますm(__)m
独奏と合奏は違いますよね。
独奏ならば「メトロノームに合わせて」でいいのですが、合奏の場合「何に合わせたらいいか分からなくなる」とは、そのとおりです。
個人的に、ピアノの連弾で思ったことなのですが、たぶん、合奏相手の呼吸と言うか、気持ちに合わせるんですよね。
「一期一会の音楽をみんなで分かち合うために、楽譜が生まれた」と思います。楽譜は人と人が繋がり合えるツールではないかと。
そして、楽器でもなんでも上達の速度は人それぞれです。上達が遅い=努力が足りないわけではない。などなど、拝読して色んなことを考えました。
作者からの返信
ピアノの連弾。私は「ド」の位置が未だに分からないピアノ音痴なので、想像しかできませんが。相手の気持ちに合わせる。その二人ならではの世界が広がるのでしょうね。
試行錯誤しながら書きましたので、何か感じて頂けたなら、嬉しいです。ありがとうございます。
トランペットの彼女の気持ち、ちょっとわかる気がします。
わたしも趣味で箏を習っているんですが、びっくりするくらい拍が取れないんですよね。それでも合奏で他のパートの音を聴くとまだマシなんですが、一人で弾いてと言われるとめちゃくちゃになります。そこ早かったですねとか、遅かったとか、テンポ違うとか言われてもそうでした?ってなっちゃう。
わたしは先生が冷静に教えてくれるので全然大丈夫ですが、こんなふうにされたら箏が嫌いになるかもなんて思ってしまいました。
正しさでは解決できない事ってある。でもどうしたら良いのかな、そんな葛藤が浮き彫りにされててとても良かったです。
作者からの返信
箏!素敵ですねぇ。あれはどうやって音を変えるのでしょう?箏ならではの難しさ、面白さがありそうです。
正しい、けれど。そのへんがうまく言えないもどかしさがありますが、受けとめて頂き、嬉しいです。
私は楽器や、ましてや、吹奏楽の経験もないのですが、通った中学校の吹奏楽部は運動部以上に厳しい練習で有名で、土日や夏休みなんかは8時間くらい練習していました。
吹奏楽部の顧問の先生は、音楽教師としても異端中の異端で、教科書に載っている曲は何曲かピックアップして「文部省でやらんきゃいけない曲って決まってるから」と言いながら3時間くらいの授業で終わらせて、あとは、ずっと発声練習やら、合唱コンクールの練習をさせる先生でした。
私も、部員の中のクラリネットのパートリーダーとトロンボーンの担当の女子と仲が良かったので吹奏楽部の酸いも甘いもその子たちから聞かされていました。
プラナリアさんの今作は、読んでいて吹奏楽あるあるだなあって思いました。
「正しさ」と「良さ」というのは合致するとは限らないのですが、そこは、中学生。バランスが取れなくても仕方ありませんものね。その辺りがうまく表現できているなあと思いました。
最後の演奏の場面、聴衆だけでなく、桜木さんにも醸し出された一体感を感じていてくれたらいいな~って思いました。
作者からの返信
吹奏楽部、ところによってはハードですよね。異端の教師……。クラリネットとトロンボーンのご友人も、いろんな苦労があったでしょうね(^^;
バランス、バランスとしつこく呟いてますが、私自身もバランスが何か分かっているのかどうなのか。桜木さんには桜木さんの苦しさがあるでしょうが、道のりは長かろうなぁと思いながら。
合奏の調べが風景になぞらえている描写が素敵でした。
時期部長の彼女の気持ちもわかる。でも、伸び方はそれぞれ違って、育て方で大きく変わってくる。トランペットの彼女の心が潰れる前に顧問の先生が動いてくれて良かったです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
今読み返すと拙くてお恥ずかしいのですが、素敵と言って頂けて嬉しいです。
大人になった今も、「正しい」ことが分からないままです。ゴールに至る道は、人それぞれ。ゴールさえ、みんな同じではなかったりしますものね。