1-3.Excelで作ってる時が特に楽しい
小説作成に便利なアプリというのがあるらしい。今、このページをご覧になっているあなたにも、お気に入りのアプリがあるかもしれない。
詳しくないので、何がどう便利なのかわからないけれど、使ってみたいなと思いつつ手が伸びない。その理由は、私が執筆の際(特に書き始める前)に、やたらとExcelを使う癖があるからだろう。
そうやって言うと、便利なツールが出来たのにいまだにコードを手打ちしてる懐古主義なプログラマーみたいで嫌なのだけど、Excelは友達みたいなものなので、仕方がない。
例えば、私は執筆を本格的に始める前に、Excelでこんなことをやっている。
・登場人物の詳細整理
名前や年齢、口調や見た目、人生の概要やその人に影響を与えた出来事、他の人への印象や呼び方など。
見た目のモデルになる人や、景色のイメージがあれば画像を貼り付けておく。
・年表
縦軸は年号、横軸は登場人物全員と世の中、という年表を作る。これが楽しい。時々、もうこれを読んでくれればいいです……という気持ちになることもある。
縦軸は、出来事の度合いによって年単位のところもあれば、日単位になるところもある。
・用語集
物語の中で使われる特殊な設定、名称を解説しておく。自分としては、ファンタジーを書く時には必須。解説って言っても私しか見ないが、これがあると一旦休憩した執筆を再開する時便利。書きながら増えた用語も書き留めておく。設定の存在自体を忘れないためにも役立つ。
Excelは、自然に二軸を組み合わせて考えることができるツールなので、とても便利だし助かっている。自分が何を考えていて考えていないのかもわかるので、万能ではないけれどシンプルで使いやすい思考ツールだし、整理ツールだと、今時点では判断している。
カクヨムで公開している作品の中で、特にExcelのお世話になったのは、既出の作品になるけれどこちら。
「アオイのすべて 〜第四十一代司教に係る司教記録本」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888774935
主人公が「過去の出来事を取材している」という物語なので、過去の時間軸・現在の時間軸の他に、「明らかになる順番」があるので執筆の際にはかなり情報の流れに気を付けていた。Excelがあったからできた作品と言ってもおかしくない。ありがとうExcel……。
みなさんは、どんなツールを使って、どんな風に執筆をしているのだろう。他の人の執筆スタイルは、想像するのが難しくて、そこがいい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。