インタビューその3(洋子編)

朱美「本日は洋子さんの秘密を暴くために、10の質問をするので、よろしくお願いします」

洋子「よろしゅう。ほんで、答えにくい質問はノーコメントでもええよね?」

朱「出来る限り答えて下さいね。では、一番目の質問。出身地はどこですか?」

洋「京都どす」

朱「伏見大社の近く?」

洋「せやったら馬鹿にされへんかったけどなぁ(ホンマは京都府北部)」

朱「続いて、二番目の質問。家族構成を教えて下さい。できれば、どんな仕事をしてるかも教えてほしいです」

洋「両親と兄と妹の五人や。何の仕事かは言わへんよ」

朱「みんなお金儲けが好きそう」

叶「当たり! って、仕事のヒントにつながるわ! 次の質問行って」

朱「はい。お次は三番目の質問。学生時代の好きな教科は?」

洋「理科が一番好きやね。化学の実験は何度やってもあきへんわ」

朱「四番目の質問。学生時代の部活は?」

洋「演劇部。誰かに成りきる特訓はここで積んだわ」

朱「五番目の質問。どんな趣味がある?」

洋「写真撮影。夜の街や工場撮るのが好きやね」

朱「六番目の質問。好きな料理は何?」

洋「カツオのたたきが一番好きやね」

朱「あれ? 稲荷寿司かきつねうどんじゃないの?」

洋「妖狐だからって、そういう偏見やめてや。兄さんなんか、稲荷寿司が大嫌いやし」

朱「なるほど、勉強になるわ。七番目の質問。好きな異性のタイプは?」

洋「うちの野望に付き合ってくれる人」

朱「八番目の質問。異世界に転生したら何になりたいですか?」

洋「世界を支配する大魔王」

朱「九番目の質問。無人島に一つだけ持って行けるなら、何にしますか?」

洋「無人島を亀に変えて、世界中の海を大冒険するわ」

朱「いや、質問の趣旨に合った答えを……」

洋「はぁー。お金は役に立たんし、じゃあ、北欧系のイケメンやな」

朱「ふむふむ。最後の質問です。これからの目標を聞かせて下さい」

洋「世界征服!」

朱「おお、随分と大きく出ましたね……。本日はありがとうございました」

洋「うふふふふ。これからもよろしくやで」

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仮装世界~ハロウィン・ワールド~ 鷹角彰来(たかずみ・しょうき) @shtakasugi

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