完結おめでとうございます。とにかく長編を完結させるってことがまずすごいです。
別所で書いた「何か満たされない感覚」を象徴するのが、「青い鳥」というモチーフだったのかなと。
満たされないものを埋めようとして恋愛にすがりつき、だけどうまくいかなくて、それでももう一度戻ってくる。
その紆余曲折がドラマチックで、かつ普遍的な人のありようみたいなものを表してたように思います。
なんにせよ、めでたしめでたしですね。
あとは作品自体がコンテストでどこまで登り詰めるかですが、応援しています。
作者からの返信
戸松さん、最後まで読了ありがとうございます!
度々コメントもいただいて、うれしかったです。
上手く言えませんが、「青い鳥」というのは結局、そこにあっても実際に手に取ることはできない虚ろなものでもあると思うんです。
しあわせってそういうものかなぁって。
でも、そこにあると思えばある、みたいな。
恋とか愛とか、目に見えないから「ある」と信じることしかできないのではないかと思っています。
ここに出てくる登場人物はおそらく、戸松さんの仰るように欠けたところのある人々で、掴めない「青い鳥」を捕まえようと四苦八苦したのではないでしょうか?
まぁ、紆余曲折は多すぎたと思います(笑)。この先、この一大叙事詩のように山あり谷ありな話は書かないんではないかな? 『オイディプス』になってしまう……。
書き上がってしまったのでコンテストの結果は作品の力次第です。わたしにはツイートくらいしかしてあげられることはないので。がんばってくれたらいいなと思っています。
読了、ありがとうございました。体験記はまだ続くのでつまらない話ばかりですがよかったら最後までお付き合いください。
完結お疲れ様でした!読んでいる最中、胸が苦しくなることが度々起こったり、いったいどのような幕引きとなるのか気になりながら読ませていただきました。
今回の月波さんの作品で感じたのは、心理と感情は常にイコールではないということです。時に全く違う結論を出してしまうのもそのせいかなと思います。
恋人の重荷になるならいっそ離れてしまえばいい、そうすれば恋人にとっても自分にとっても幸せだと合理的な考えを心理が持っていても、奥底で眠っている離れたくない、この人の隣で幸せになりたいという感情がそれを阻む。この作品を読んでいて、しみじみ思いました!
僕は恋愛経験が乏しいのであまりピンときてない気持ちですが、現実でこのような場面や気持ちに直面した時、いったい自分はどんな選択をするんだろうと想像しながら読んだりするのも面白かったです!
長文となってしまいすみません。最後になりますが、完結本当におめでとうございます!いつまでも月波さんの作品は大好きです!
作者からの返信
AYANOKOGHIさん、いつもありがとうございます!
今回も最後までおつき合いいただけたようでうれしいです。
そうですね、合理的な考えと感情というのはまったく別のところで起こっているので、重なることの方が珍しい気もするし、重なった時はハッピーだと思います。
それで人は時によって、理性と感情に引き裂かれそうになるわけですが……。どちらを選択するのかは人それぞれだと思います。わたしは感情に振り回されがちなので、わたしの作品の人物たちはどうしても理性的に行動するのが難しいようですね。
今回はちょっと長くなってしまったんですけど、楽しんでいただけて何よりです。少し創作のペースはこれから緩やかになるかもしれませんが、まだまだ書きたいのでおつき合いよろしくお願いします!
完結お疲れ様でございます! 滑り込みで読了できました……!
珠里の不安定な心ととも変質していく関係、世界、ハラハラしながら一気に読んでしまいました。二章からノンストップです。
どうにか珠里にしあわせを掴んでもらえれば、という気持ちで読んでいました……自分のしあわせのために大切に持っていたものを手放す。あのシーンが個人的にグッときました。
作者からの返信
有澤さん、お返事遅くなりました^^;
わたしもあのドングリのシーンがいちばん好きです。もしかしたら、あの時のドングリを一粒でも持って帰ることができたら、ふたりの関係は変わらずにいたかもしれません。
一応、最後は予定調和で決めてみました。読了ありがとうございました!