十六節 王都炎上(肆)

 砲火と爆撃から逃れ、導式エレベーターへ乗り込んだツクシとゴロウは一旦、箱から出て大通路を歩いた。ネストは各階層がすべて真下にあるわけではないので場所によっては離れて設置された導式エレベーターの歩いて移動する必要がある。

 場所は地下四階層である。

 その階層は南へ続く地下道を移動する避難民の行列ができていた。乗り心地が少しマシになった導式エレベーターを使って荷馬車や馬車を引くために坑路馬を持ち込んでいる避難民も多くいた。馬車を使っているのは上で大騒ぎしていた貴族や大市民のようである。避難勧告が出たのだろうか。王座の街からエレベーターで上がってきて南へ向かうひとも目についた。タラリオン王国から赤道直下にあるコテラ・ティモトゥレ首長国連邦はかなり遠い。新都への道のりは馬を使っても半月以上の時間を要する長い旅路になる。避難民の列にワーラット兵や王国防衛軍団の兵員が追随していた。そのたいていは飲料や食糧などを積んだ荷車を引いている。南の新都へ避難する要人――貴族や技術者や学者、それに大市民階級の富裕層を警護することが目的のようだ。この避難民の流れに逆らって、ツクシとゴロウは王座の街へ続く下り導式エレベーターへ辿り着いた。

 王座の街へ辿り着くと、上がり導式エレベーター前広場へ、家財道具一式と一緒に住民が押し寄せていた。ネスト管理省前の立体情報を見ると、王座の街へ避難勧告を出しているわけでもない。地下四階層や地上の避難騒ぎがひとの口を通して伝わったのだろう。それに、王国の上層部も、もう遷都計画を隠蔽するつもりがないようだった。

 新都の建設にはひとの手――労働力ができるだけ多く欲しい――。

「――それが、王国政府の判断なんだろうな。もうタラリオンの国民は全員、新都への避難がオススメってわけだ」

 ツクシがエレベーター前広場のひと混みを縫って歩きだすと、

「そういうことなんだろうなァ――」

 呻き声と一緒にゴロウがあとを追った。

 ツクシとゴロウは荷物を取りに酒場宿ヤマサンへ寄った。そこで、ツクシとゴロウは意外な顔に出くわした。なかでボルドンがトニーやジョナタンと立ち話をしている。三人とも真剣な顔つきだ。

「――おお、ツクシ、それにそっちの貧相な赤髭はゴロウだったな」

 ボルドンが気づいて顔を向けた。

「何だ、社長かよ」

「社長がここにいるのは珍しいなァ?」

 ツクシとゴロウが太ったドワーフ社長をしげしげと見つめた。以前より贅肉が落ちたように見えるボルドンは他の従業員と同じ格好――紺色の作業服に紺色の前掛けをつけた姿だ。ハゲ頭は紺色のバンダナで隠している。

「ツクシ、ゴロウ、お前らはもうあの話を知っているのか?」

 トニーが強張った顔を向けた。

「もうタラリオン王国軍は魔帝軍を抑えきれねえらしいべ。ツクシさんたちも今すぐ南へ脱出するだ。新天地だべ。南の島にタラリオンの新都ができるんだべ!」

 ツクシとゴロウへ顔を寄せて忙しなくいったジョナタンである。

「――ああ、なるほどな。お前らはボルドンからその話を聞いたのか。俺がそれを伝えに来たんだが、どうも先を越されたようだな」

 ツクシがボルドンを見やった。

「社長も耳が早いなァ。どこで遷都の情報を仕入れたんだァ?」

 ゴロウが訊くと、

「うむ。一週間前にな。ねずみ運輸を使って密輸していた南方商品の入荷が突然止まったのだ。頭にきた俺はねずみの首根っこを引っ掴んで、その理由をしつこく問い詰めた。だが、『上層部うえの指示で突然、北への運輸業務が全面的に禁止されて、チュウチュウチュウ――』そんな応えばかりで要領を得ない。ねずみが地下運輸をやめたら、ナッツも食えなくなるだろうが。どうにも腑に落ちなかった俺はタラリオン政府の知り合いへ――商品の書類偽装の件で前から鼻薬をたっぷりと嗅がせていた、タラリオン商務省の高級行政員へ追加の賄賂と一緒に探りを入れたわけだ。そのセンでタラリオンの上層部が計画していた遷都の件に辿り着いた。ふん、王都でやっていた俺の商売はこれでしまいだな!」

 ボルドンは憮然と憤った様子だ。堂々と語るには真っ黒な商品仕入れルートであり、真っ黒な情報網だった。ボルドン酒店が取り扱っていた南方由来の商品はその全部が、ねずみの地下運輸を利用した関税逃れの密輸品なのである。亡きヤマダは密輸の件を知っていた。ツクシとゴロウはボルドン酒店繁盛の秘訣を今の今まで知らなかった。

「――あっ、ああ。そうなると、社長も今から南へ逃げるのか?」

 このデブ社長め、随分とまあ、あくどい商売をやっていやがったな――。

 呆れ顔のツクシが訊くと、

「うむ、そうだ。これからボルドン酒店はコテラ・ティモトゥレ首長国連邦領内の租借地に建設されるタラリオン新都へ本店を置く。他に行く場所はない。地上にあったボルドン酒店十二店舗の備品や商材はもう南へ出発済みだ。酒場宿ヤマサンここの荷造りを終えたら俺も南都へ移動する」

 ボルドンが視線を送ると、トニーとジョナタンが黙ったまま頷いた。

「だがよォ、社長はドワーフ族だろ。ドワーフ公国はどうするんだァ?」

 呆れ顔のゴロウが訊くと、

「ゴロウ、俺は商売人だ。軍人じゃないぞ?」

 呆れ顔のボルドンがこう応えた。

「ああ、商売のために故郷クニを見捨てるかよ。それでこそ守銭奴の鏡だよな」

 ボルドンを冷ややかに見やるツクシである。

「いや、俺は外から祖国を出来る限り支援するつもりだ。この戦争をおっ始めた魔帝国は絶対に許せねえ。だが、それだけの話じゃない。ヤマと俺で作ったボルドン酒店をここで潰してたまるものか。ヤマが仕込んだウィシュキの樽だって、ねずみどもを雇って南へ運んでいるんだ。あれさえあれば俺たちはまた商売ができる。南でウイシュキの需要はまだないが、それは今から作ればいいのだ」

 ボルドンの口ぶりは熱かった。

「この様子だと社長は従業員もみんな南の新都へつれていくつもりか?」

 ツクシは閑散としたヤマサン店内を見回した。テトやパメラやアナーシャが、カウンター・テーブルの向こう側で細い備品の荷造りをしている。地上のボルドン酒店に務める男性従業員は、テーブルだの椅子だの重いものを持って天幕の外へ運び出していた。ヤマサンの表に坑路馬の引く荷馬車が二台停まっていた。そこに持ち出した備品を積み込んでいるのだろう。

「むろんだ。弟にもヤマにも死なれた俺は独り身だ。この世で頼れるのは俺の会社の社員しかいない。俺の会社の社員は、その家族も含めて、全員が俺の家族なんだ。土地や金や販売経路はあとでも取り返せる。だが、ここで家族を捨てたら、会社の財産を捨てたら、俺はもう取り返しがつかない。他人様ひとさまの役に立ってこその経済だ。経済の尖兵たる経営者が、すぐ足元にいる社員を真っ先に見捨てたら、それは本末転倒もいいところだ。だから、社員が南へ住居を移転する費用も全部、この俺が――会社が持つつもりだが――だが、ツクシよ。こんなこと語るまでもない話だぞ。一国一城の主たる経営者なら誰だってそうする筈だろう。違うのか?」

 ボルドンが拍子抜けした顔でツクシを見つめた。商売の手法は薄汚くともである。ボルドン・バルハウスは経世済民(※世に経を通し、民をすくう。経済の語源)の気骨を持った本物の経営者、本物の社長なのだ。

 ぐうっと顔を歪ませたツクシが、

「――おう、俺の世界のチンケなクソ銭ゲバどもへ、社長のいった『当たり前の話』を聞かせてやりてェぜ。おい、社長の仕事を邪魔しちゃあ悪い。すぐ行くか、ゴロウ?」

「あァ、そうだなァ。社長、南でも達者で商売をしろよォ」

 ゴロウは笑顔で別れを告げたが、

「おい、ちょっと待てよ。ツクシ、ゴロウ、それはどういうことだ。今からお前らは、どこへ行くつもりだよ!」

 トニーが大声で別れを遮った。

「ツクシさん、ゴロウさんも今からすぐ南へ逃げるべ。あんたらは魔帝軍の恐ろしさを知らねえんだ。あいつらは――魔人族ディアボロスは他の種族に容赦をしな――」

 背を丸めて語りかけるジョナタンも必死の形相だ。

「ジョナタン、その心配はいらねェぜ。今回の探索で俺は故郷クニへ帰れそうなんだ」

 ツクシは視線を落として口角を歪めた。

「俺ァ、まだネストに野暮用があってなァ。まあ、ちょっとしたらお前らのあとを追うと思うぜ」

 ゴロウも笑って見せた。

「――故郷へ帰る。じゃあ、ここでツクシとはお別れなのか?」

 トニーがツクシを見つめた。

 うつむいたツクシは口角をまた歪めただけで視線を返さない。

「そうか、ツクシさんは故郷クニへ帰るべか――そうなんだべか――」

 ジョナタンがうなだれた。

 最後にゴロウもうなだれた。

 ボルドンが沈黙した男たちを見回して何かいおうと口を開きかけたが、しかし結局、何もいわずに視線を落とした。先日、遷都の情報を得たボルドンは彼の会社の社員へ王都を離れるよう説得して回った。だが、全員が全員、新都への転居を両手上げて賛成したわけではない。タラリオン王国民にとっては、特別、王都で生まれ育ったものにとっては、この大都市が生まれ故郷だ。離れるとなれば多かれ少なかれ、これまで長く付き合ってきたものとの別れは避けられない。別れは辛い。弟のバルドルと、ビジネス・パートナーだったヤマダ。この王都で大切な兄弟を二人も失ったボルドンも身に沁みている――。

「――ツクシ、ゴロウ。ちょっと私の話を聞いて」

 パメラの声である。

「うん?」

 ツクシが顔を上げた。

 テト、パメラ、アナーシャが、ツクシとゴロウを見つめていた。

「――どうしたァ、パメラ?」

 ゴロウが訊いた。

「コテラ・ティモトゥレ首長国連邦は私の生まれ故郷なんだ。女の子はみーんな開放的で、たいていは布切れていどしか身につけていないよ。ぐうたらな男どもが多いけど、それでも食べるのに困ることもない。呑気で陽気なら、なまけものでも、私の故郷クニでは生きていける。ただ、モノに執着心のない連中ばかりだからさ。一人だけ抜けだして金持ちになるのは難しいけどね。それでも、暮らすのには何の問題もないんだよ」

 腰に手を置いたパメラが笑顔で語った。

「ツクシたちも南へ逃げればいいのに。ね、そうだよね、チコ?」

 アナーシャが床でシェイカーをゴロゴロやっていたチコを抱き上げた。ツクシはアナーシャと一緒に寄ってきたチコを見つめた。生後半年くらいの幼児である。

 チコは興味深そうな顔でツクシの悪人面を見上げている。

「チコは俺の顔を見ても泣かなくなったな――」

 ツクシが口角をぐにゃりと歪めた。

 チコのほうも「にへっ」と笑顔を返した。

「フン、笑いやがる。あばよ、坊主。いい男に育ちすぎて女を泣かすなよ」

 口角を歪めたままのツクシがチコの頬を人差し指でつつくと、

「あば、ばあっ!」

 その指を握ったチコが赤ちゃん語で返事をした。

「おう、生意気に返事をしやがった――」

 ツクシの目がぐっと細くなる。

「もうじき、チコは意味のある言葉を喋りそうだなァ――」

 微笑んだゴロウがチコを見つめた。

 ばたばたと身体を捩ったチコは母親の顔を見上げた。

 アナーシャも微笑んでいる。

「――ツクシ、ゴロウ!」

 テトが歩みよってきた。

「あのね、ツクシもゴロウも、わたしたちと一緒に――」

 まっすぐツクシを見上げたテトの言葉を、

「テト、ここでお別れだ。お前はもっといい女になれ。もう少し、そのぺったんこを育てる努力をするんだ」

 テトの胸元へ視線を送ったツクシのひどい言葉が遮った。

 それでも、テトは表情を変えずに、

「あのね、ツクシ、ゴロウ。わたしたちと一緒に南の新都で、新しい生活を――」

「行くぜ、ゴロウ。ギルベルトたちが最下層で首を長くして待っている筈だ」

 ツクシはテトの言葉を最後まで聞かずに裏手の宿泊用天幕へ足を向けた。

「――ああよォ。じゃあな、テト。南でも変わらずに元気でやれよ」

 苦く笑ったゴロウがツクシのあとを追った。

 取り残されたテトはうつむいて、うつむいた顔を両手で覆い隠した。

 テトの肩と身体が震えている。

 ジョナタンが歩み寄って娘の肩へ手を置いた。


 §


 王座の街の北東区から続く小路をしばらく歩いた箇所に地下二十五階層へ直通する導式エレベーターがある。ネスト探索が進むたび、ねずみの手で導式エレベーターが開通していたので王座の街の外周東西南北に下り導式エレベーターが配置される形になってしまった。

 足を止めて振り返ったツクシが王座の街の中央にある巨大な天道樹――キルヒの木へ視線を送った。

 横にいたゴロウも足を止めて、

「この様子だと、じきに王座の街からは、ひとが一人もいなくなるだろうなァ」

「ああ見えてもキルヒは寂しがりやだった。少し心配だぜ」

 ツクシはキルヒの木を見つめていった。

 王座の街の黒い大空から落ちる陽射しを浴びたキルヒの木は、地下にはない筈の風で広い梢を揺らしている。

「あァ、王座の街は寂しくなるな――」

 ゴロウが呟いた。

 少しの言葉を交わしたあと、ツクシとゴロウは小路の奥へ歩いていった。


 地下二十五階層行の下り導式エレベーター前だ。

「アーサー大尉とヘインズ少尉か。まだお前らはここにいたのかよ?」

 ツクシがいった。

「はい、特務中佐殿、特務大尉殿!」

 エレベーター脇にいたアーサー大尉とヘインズ少尉は敬礼で応じた。

「このあと、おめェらはどうするんだァ?」

 ゴロウは閑散とした防衛陣地を見回している。

「ええと、それが――」

 アーサー大尉が顔をしかめた。

 ツクシは「ふぅん――」とそんな感じの顔つきで、

「王座の街に駐屯していた王都防衛軍集団も結局、南の新都へ行くのか?」

「はい、王座の街に駐屯していたほぼ全軍は避難民の護衛に回されました。呼称は王都防衛軍集団なのに戦わず撤退です――」

 苦笑いのヘインズ少尉が導式エレベーター脇にある操作パネルを押した。

「それでいいだろ。国民を守るのが軍人の仕事だぜ」

 ツクシは吐き捨てるようにしてうそぶいた。軍隊は軍隊そのものを優先的に守る。過去、自衛隊に在籍していたツクシは頭で理解していなくともその優先順位を肌で知っていた。

 もっとも、これはあらゆる組織に共通していえることでもあるが――。

「――はい。上層部うえの命令とはいえ、正直、自分は気が進まんのですが」

 アーサー大尉が視線を落とした。丸眼鏡にあまりたくましくない口ひげを蓄えたアーサー大尉は真面目が過ぎる感じで、軍人というよりも融通の利かない公務員のような印象の中年男だ。

「アーサーは家族があるんじゃないのかァ?」

 ゴロウが訊くと、

「ええ、ああ、はい――自分には老いた母と妻、それに息子が四人もいますよねえ――次は次はと女の子を狙って息子が四人もできてしまいました。まあ、これはよく聞く話なんですが――まさか、自分がこうなるとは――」

 うなだれたアーサー大尉の返答である。

「なら、構うことはねェだろ」

 ツクシとゴロウの声が重なった。

 お互いを見やったツクシとゴロウが、

「アーサー、迷わず王都から逃げろ。働き盛りの親父が戦争で死んだら残された家族が困るだろうが?」

「あァ、俺もそれが賢いと思うなァ」

「――逃げる。特務中佐殿、特務大尉殿、それは違いますよ」

 アーサー大尉の声が強張った。

「なら、何だよ」

 面倒そうにツクシが促すと、

「これは戦略上の一時撤退であります!」

 すごい形相でアーサー大尉が怒鳴った。

「ククッ!」

 うつむいたツクシが声を出して笑った。

「まァ、まずは無事に逃げきれよなァ――」

 太い眉尻を落としてゴロウは困り顔だ。

「自分はこれでも軍人です。新都で同盟国の協力を募り、反抗の体勢を整え、いずれ魔帝国からこの王都を奪還――」

 アーサー大尉が熱弁を振るいだしたところで、

「――クジョー特務中佐、ゴロウ特務大尉。エレベーターが到着します!」

 耳を手で塞いだヘインズ少尉が大声でいった。もっとも、言葉で逐一伝えなくても動作が乱暴な導式エレベーターは着信音が物凄いので到着がすぐわかる。

「おう、あばよ、アーサー、それに、ヘインズ。ずっと元気でやれよな。気負って気軽に死ぬんじゃねェぞ」

 ツクシはエレベーターの箱へ乗り込んだ。

「ああそうだぜ、二人とも肩肘を張るなよォ。何をしたって駄目なときは駄目なんだからなァ――」

 ゴロウがツクシに続いた。

「はい、私どもも特務中佐殿と特務大尉殿の無事を祈っております!」

 王国陸軍式敬礼と一緒にアーサー大尉が返答をした。

「大尉殿よ、俺はツクシって名前だぜ。最後くらい特務中佐はやめてくれよな」

 箱のなかのツクシが口角を歪めて見せた。

「あァ、俺ァ、ゴロウでいいぜ」

 ツクシの横でゴロウが笑った。

 戸惑った様子のアーサー大尉に代わって、

「ツクシさん、それに、ゴロウさん。幸運をお祈りしております!」

 若い笑顔のヘインズ少尉が叫ぶようにいった。

 伸縮扉が閉じて警告音と一緒に箱の天上についた赤いランプが点灯した。

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