十三節 炎姫降臨(弐)

「フィージャ、今までご苦労じゃったな」

 シャオシンが目を細めて忠臣をねぎらった。

 フィージャからの――亡骸からの返答はむろんない。

「シャオシン、どうして、どうして、何でこんな!」

 微笑む炎姫へ駆け寄ろうとしたリュウを、

「行くな、リュウ。どう見ても様子がおかしいぜ――」

 ツクシが後ろから抱えて止めた。

 必死なリュウは、それでも前へ進もうとする。

 ツクシに視線で促されたゲッコもリュウを押さえつけた。

「ツクシ、シャオシンが、フィージャが――!」

 リュウは泣き顔を隠そうとしない。

「ああ、俺だってわかってる。ゴロウ、シャオシンの身に何が起こってるんだ!」

 ツクシはゴロウへ怒鳴った。

「なっ、何がってよォ。周辺に運命潮流マナ・ベクトルの乱れは一切ねえ。何が起こっているのか、こっちが訊きてえ――」

 ゴロウは目を見開いて何らかの痕跡を――よこしまな力の痕跡を探している。しかし、奇跡の担い手の目で見ても、そこにいるのは炎の刃を手繰るシャオシンだけだ。強いていえば、そこに渦巻いていたのは強烈な奇跡の力――導式の渦だった。

「いや、必ず何かある筈だ。ゴロウ、それを探せ、考えろ!」

 ツクシがまた怒鳴った。

「シャオシン、何故、フィージャを――お前らは昔から姉妹のようだったではないか。ずっとお前らは一緒に育ってきたではないか。お前らが喧嘩をしているところなど俺は一度も見た事がない。それなのに何故、何故だ、シャオシン――」

 ツクシの腕にリュウの慟哭が伝わる――。


 §


 ドラゴニア大陸の西南端。

 南極に近いフェンリル族が人口構成の九九カンマ九パーセントを占める小さな国家――フェンリル王国には『貰われ子』と呼ばれるユニークな文化がある。一度に五つ子や六つ子、ときには八人もの赤子を産むフェンリル族の夫婦は最初に子宮から出てきた子だけを手元に残し、他の子はすべて他の種族へ有償、あるいは無償で養子に出してしまうのだ。これは厳しい自然環境――永久雪原地帯アイオーン・ネーヴェ・フィールズで暮らし、一度に多く生まれる子供を十分な養うことが困難なフェンリル族の知恵なのだが、その他にも理由があった。フェンリル族は自分の主に仕えることを強く好む種族なのだ。他の種族から見ると貰われ子の文化は、腹を痛めて産んだ我が子を奴隷扱いする非人道的な風習に思える。しかし、フェンリル族の考えでは良き主を得ることこそ何よりも幸せな生き方だった。

 これは種族特性である。

 黄龍の王族は古くからの伝統で王子や王女が生まれるとフェンリル族の子を貰い受けて直近の家臣にする習慣があった。フェンリル族は忠誠心が強く屈強で聴覚と嗅覚も鋭い。王族の警護役としてうってつけの人材だ。黄龍家は黄小芯ホァン・シャオシンが誕生したときもフェンリル族から家臣にするため子をもらい受けた。それが、当時三歳のフィージャ・アナヘルズだった。その日から王女シャオシンと獣人の娘フィージャは寝所を共にして姉妹のように育った。

 この二人は本当の姉妹のような信頼関係を築いていった――。


 §


 義理の姉妹であり忠臣でもあったフィージャの亡骸を見やって、

「フィージャには、わらわから暇を与えたのじゃ」

 シャオシンは事もなげにいった。

「必要がなくなったとも、いえるじゃろうな」

 炎姫は微笑んで続けた。

「わらわの良人おっとへ色目を使う犬などいらぬじゃろ――そうではないかえ?」

 シャオシンはリュウへ視線を送った。

 笑みと一緒に蒼穹の瞳も燃えている。

 シャオシンの周囲を巡る炎龍が吠えて、うねって、猛り狂った。

「シャ、シャオシン、お前、何をいって――」

 リュウの声は凍えて切れた。

「――さあ、わらわのもとへ来てたもれ」

 シャオシンが引き上げた炎の双剣の切っ先は、リュウに寄り添ったツクシへ向いている。

 ツクシはシャオシンへ視線だけを返した。

 リュウが不安そうにツクシの不機嫌な顔を見上げている。

「ツクシはわらわと夫婦めおとになって黄龍の血を残せ。国を受け継ぐ君主を作るのがわらわたちの役目じゃからの。ほれ、向こうにわらわとツクシの王宮だってあるのだぞえ?」

 シャオシンは身を捩って背後へ視線を送った。

 大通路の南は闇に閉ざされていた。

 何かあるようには見えない。

 スロウハンド連合の面々は武器を握ったまま固唾を呑んで紅蓮に輝く炎姫を見守っていた。

 静かで咳きひとつもなかった。

「シャオシン、お前は一体――」

 ツクシが呻いた。

「ツクシ、わかったぜ――」

 ゴロウも呻いた。

「ゴロウ、何がわかった?」

 ツクシが低い声で訊いた。ツクシとシャオシンとの間にある距離は十メートル強だ。どのような意図なのか、シャオシンはそこから動く気配がない。意志の疎通はできる。しかし、今のシャオシンは明らかに危険だ。

 ツクシはリュウを抱えてジリジリ後ろへ足を送った。

 ゴロウもゲッコも同様だった。

「シャオシンは俺たちに見えないものが見えている。何かの拍子で心がブッ壊れたんだよ。狂人に見えないが、あれは狂人だ。もう手遅れ――」

 ゴロウの髭面に冷たい汗が流れていた。

「ゲロロ――」

 ゲッコが同意するように低い声で鳴いた。

「そ、そんな、そんなことは――」

 リュウが泣き顔をゴロウへ向けた。

「ゴロウ、原因も前兆もなしで精神崩壊に至るなんてことは、絶対にありえねェんだ。そんな馬鹿な話があってたまるか。ここには何か裏がある。それを探せと、さっきもいっただろうが!」

 ツクシがリュウの抗議を受け継いだ。

「ツクシ、さっきもいった筈だぜ。この場には何の異常もねえ。唯一、異常といえるのはシャオシンが持っている力だ。強力すぎる。あんなの俺ァ一度も見たことねえ。まるで聖霊書に記述されてる有翼人だ――」

 ゴロウがシャオシンを盗み見た。ゴロウがいった「有翼人」とは、終末の日に冥界人を討ち滅ぼすため、天から降り立つ炎の双剣を携えた大天使のことである。

「俺たちはどうすればいい、指示をくれ」

 イーゴリがアドルフ団長へ身を寄せた。

 その背後でドワーフ戦士が心配そうな髭面を並べている。

「ど、どうってよお。俺たちはシャオシンに散々助けられて――」

 アドルフ団長は困惑した顔を見せたが、

「どう見てもシャオシンは危険だぜ――」

「そうだな――」

「これ以上、おかしな真似をしたら――」

「きっ、気が進まねえが――」

「シャオシンさんをるしかねえ――!」

 武器を手にした団員たちは団長の指示を待たずにシャオシンを取り囲んで、その囲みをジリジリと狭めていた。炎の双剣を手に佇むシャオシンへ、もっとも接近しているのは、黒いβ型導式機動鎧で全身を覆った団員四十名余だ。

「――平民」

 呼びかけたシャオシンが炎の美貌を傾けた。

 炎姫を囲んで唸る導式機関の起動音がそれに応じる。

「お、おいおい、野郎ども――」

 アドルフ団長は判断をしかねていた。

 シャオシンの身に何が起こったのか。

 何を意図しているのか。

 どう対応をしたら良いのか。

 今のところ、炎の双剣による犠牲者はフィージャただ一人でもある――。

「――王に対して少々が高いのではないのかえ?」

 微笑みを大きくしたシャオシンは股関節を開いて腰を低く落とした。武装ハーフ・コートの裾と黄金の長髪がふあっと浮く。稲穂の色合いを持つ髪を流し、シャオシンは演武を見せた。炎の双剣が残す紅蓮の軌跡から炎の鞭が何本も出現する。それらはすべて奇跡の炎が作り出す必殺の刃だった。

 犠牲者に悲鳴を上げさせないほど素早い――。

「――君主へひれ伏せ。それが民に必要な礼節じゃ!」

 シャオシンが殺戮の炎舞を終えて顎をしゃくった。首を焼き切られ、肩口を割られ、胴体を両断されて路面に落ち白煙を上らせる団員たちからの返答はない。しかし、おおよそは前のめりに崩れ落ちた団員たちの死体は、シャオシンを中心に地へひれ伏しているような形だった。シャオシンの炎の双剣が攻撃する気配を見せていた導式機動鎧装備の団員四十名余の命を奪った。

 瞬く間の出来事である――。

「――近寄ることすらできねえのかあ!」

 アドルフ団長が叫んだ。

 その悪人面が冷や汗塗れだった。

「凄まじい導式剣術よな――」

 イーゴリが荒獅子の顔で唸った。

「シャオシン、何タル太刀捌キ――」

 口半開きのゲッコは動揺している様子である。

「シャオシンが執行しているのは導式陣・天炎の断罪フランマ・ブッチャーだ。ウェスタリア大陸で何ていうのかは知らねえが――だが、あんな長い距離を自由自在に――」

 ゴロウの顔から表情が完全に消えた。

「――ツクシ、俺を放してくれ」

 身を捻ったリュウが背後から自分を抱えるツクシを見やった。

「駄目だ」

 ツクシはリュウの涙から目を逸らした。

「俺を行かせてくれ。シャオシンと話をしたい。このままでは、みんな、死んでしまう!」

 リュウはツクシの腕のなかで暴れたが、

「駄目だ、俺はお前を離さんぞ」

 ツクシの声音は変わらない。

 シャオシンは炎の笑みのまま佇んでいた。

 左右の手から下がった双剣は益々眩く燃えている。

 殺そう思えば、いつでも殺せるのだ。

 殺戮の炎姫は余裕を見せている。

「頼む、ツクシ、俺を行かせてくれ!」

 リュウの叫ぶ声に、

「全体、シャオシンへ攻撃を――」

 アドルフ団長の怒鳴り声が重なった。

「待て、アドルフ団長! 移動しながら導式の防壁を張れる俺たち――ドワーフ戦士ならば導式剣を振るうシャオシンに止められる筈だ。ここは俺とドワーフ兄弟に任せて欲しい」

 イーゴリが背後に控えたドワーフ戦士の列へ視線を送った。

「イーゴリ、あの様子だとシャオシンはもう――」

 アドルフ団長は顔を歪めたが、

「いや、恐らくシャオシンは敵ではない」

 イーゴリは何かを確信した表情だった。

「何のことだあ?」

 アドルフ団長がシャオシンを警戒しつつ訊いた。

 殺戮の炎姫はその場に佇んだまま何かしきりに頷いている。

 誰も彼女に話しかけていないのだが――。

「――俺たちの真の敵は、この『場所』なのだ」

 イーゴリがいった。

「ば、場所だとお?」

 アドルフ団長が視線を巡らせた。

 大通路の両側にそびえる壁面から、異形の神々が狼狽えるひとびとを見下ろしている。

 一様に無力なものを嘲笑う表情で――。

「――何の呪いかはわからん。誰の目に見えぬということは導式でも魔導式でもないのだろう。だが、俺にはここまで『何かから見られている気配』があった」

 イーゴリがシャオシンを睨んだ。

 炎姫の微笑みも無力なものを嘲笑っている。

「イーゴリ、それは頭がチリチリする感覚か?」

 ツクシがリュウを抱えたまま訊いた。

「ツクシ、まさしくそれだ」

 イーゴリは深く頷いた。

「頭がチリチリ? ここで『何か細工をしている奴』がいるのかァ!」

 ゴロウが意図的にシャオシンへ聞こえるようにいった。

 炎姫からの返答はない。

「イーゴリ――」

 リュウがイーゴリへ視線を送った。

「リュウ、お前の姫様へ手荒にするかも知れんが目を瞑ってくれ。殺しはせん――兄弟たち、武器を捨てるのだ!」

 イーゴリは荒獅子の笑顔と一緒に大戦斧を投げ捨てた。

「了解した。イーゴリ兄!」

 一斉に応じたドワーフ戦士たちも路面へ得物を放り投げる。

「イーゴリ、気をつけろ、無理はするなよ――」

 アドルフ団長が呻き声で伝えた。

「イーゴリ、俺が行く、行かせてくれ。シャオシンと話をさせてくれ――」

 ツクシの胸元でリュウがまた身を捩った。

「リュウ、イーゴリに任せるんだ。信用してやれ」

 ツクシはリュウを抱える腕に力を込めた。

「シャオシンの炎の剣を掻い潜れるのは確かにドワーフ戦士くらいだろうが――」

 ゴロウが髭面をねじ曲げた。

「ゲロ、イーゴリ、デモ――」

 ゲッコは二頭の炎龍を見つめている。

 イーゴリとドワーフ戦士は無言で進み出た。彼らの全身へ導式光が巡っている。肩を寄せあって一丸となった彼らは、協力して前面へ導式の防壁を展開した。これが、かつて世界全土が戦乱に明け暮れていたカントレイア世界で名を馳せたドワーフ戦士隊の突撃体勢だ。あらゆる飛び道具を無効化しながら敵の懐へ飛び込んで大戦斧を振るうこのシンプルかつ力強い突撃で彼らは彼らの国家を――ドワーフ皇国を長い歴史の間、不可侵なものにしてきた。屈強さと頑迷さで他種族からの干渉を一切寄せ付けなかったドワーフ族へ、粘り強い交渉(何世紀にも渡るような驚くべきしつこさだった――)を繰り返し、何百年か前に外交の門をこじ開けたのは魔帝国の先帝――魔賢帝デスチェインである。それ以降、皇帝の位を廃したドワーフ族の指導者は『大公タイクーン』を名乗るようになった。それと共に国家の名称もドワーフ皇国からドワーフ公国へ改めた。これは魔賢帝デスチェインに根負けしたとも、当時はおおむね健全な方向性で拡大し続けていた魔帝国の影響力に屈服したのだともいわれるが、その真相は未だに定かではない。

 以上は余談である――。

「――シャオシンを殺すな。当て身で戦闘能力を奪う。いくぞ、兄弟たちよ!」

 イーゴリの号令に、

「応、承知!」

 ドワーフ戦士は揃って応えた。

 鉄靴の踵で蹴られた石床がビシビシひびる。

 戦馬車を跳ね飛ばすと形容されるドワーフ戦士隊の突撃だ。

「下郎ども、まだわらわに歯向かうつもりなのかえ。無駄じゃ無駄じゃ、下民がいくら束になろうと、絶対の王に手向かうことは、できぬのじゃ!」

 シャオシンが絶叫すると、周囲を巡る炎龍が咆哮して天井へ届くほどの炎の竜巻を作った。巨大なガラスの一枚板が割れるような音と一緒に、突撃したドワーフ戦士隊が炎に巻かれて舞い上がる。彼らは上昇中に、炎龍の牙と爪で千々に引き裂かれた。ドワーフ戦士がそれぞれ手足を欠損し、胴体を分かち、首を失って落ちてきた。

 路面に落ちたイーゴリのなま首が炎の双剣を手繰る殺戮の炎姫をまだ睨んでいる。

 ドワーフ戦士隊は一瞬で全滅した。

 シャオシンは沈黙した異形神の大回廊へ高笑いを響かせた――。

「――イーゴリーィイ!」

 アドルフ団長の絶叫が静寂を裂く。

「シャオシン、イーゴリ――!」

 ツクシが顔を歪めた。

 その歪んだ顔に冷たい汗が流れている。

「あっ、あっ、はっ、はっ――」

 リュウは呼吸が乱れて言葉が出ない。

「てっ、展開した防壁ごと切り裂いたのかァ――」

 希望的観測で――藁にすがるような思いで、ドワーフ戦士へ希望を託していたゴロウは歯噛みした。

「シャオシンノ剣術、達人ノ域!」

 ゲッコが叫んだ。

「あ、あ、あれが黄龍王の力だ。七龍族の血に受け継がれるウェスタリア最強の奇跡の力だ。だっ、だが、今になって何故、それが覚醒して――!」

 リュウの呻き声に、

「全体、シャオシンへ一斉に発砲を開始し――」

 両手の導式陣砲収束器を構えたアドルフ団長の怒鳴り声が被さった。

 生き残った団員が「うおおっ!」と自らを奮い立たせて銃や収束器を構えた。

 その銃口が一斉にシャオシンへ向けられる。

 そこで、

「ぐっ!」

 ツクシの両膝がガクンと落ちた。

「あっ、リュウ、やめろ!」

 ゴロウが吠えた。

「ゲロロ、師匠!」

 ゲッコが腹を抱えて咳き込むツクシの肩を抱えた。ツクシのみぞおちにリュウの肘鉄が叩き込まれたのだ。黒革鎧で身を包んだツクシは多少の打撃で倒れるようなことはない。しかし、研鑽してきた武術の心得を活かしたリュウの一撃は、ツクシの腹に強い衝撃を届かせていた。

「リュウ、駄目だ。よせ、もうシャオシンは――!」

 ツクシが膝をついたまま呻いた。

「させんぞ、それだけは、させん!」

 リュウは両手を広げてシャオシンの前に立ちはだかった。アドルフ団長の周辺に集合していた団員の銃口は、すべてリュウに向けられた形になる。

「シャオシンは絶対に殺させん!」

 リュウはまなじりから涙の玉を飛ばしながら叫んだ。

「リュウ、あれはもうシャオシンじゃねえ。別の何かなんだ、目を覚ませえ!」

 アドルフ団長が唾を飛ばして怒鳴った。

「リュウ、逃げろ、今は駄目だ!」

 ツクシはまだリュウの肘鉄の余韻を腹で抱えている。

 発頸法はっけいほうを使った打撃であったのだろうか――。

「ゲロ、ゲロロ――」

 ゲッコが高い声で鳴いた。

 つい先日のことだ。シャオシンを将棋モドキの師匠と仰いだゲッコは彼女に弟子入りしている――。

「どっ、どうしたらいいんだよォ――?」

 ゴロウが顔が真っ赤になった。

 このむさくるしい赤髭面の偉丈夫は子供に手を上げるどころか、本気で叱ることすらできないような、お人好しであり――。

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