五節 自称、聖魔の騎士(壱)

 帝歴九九〇年。

 帝歴一〇一三年である今から二十年と少し前の話である。

 魔帝国の首都チェルノボーグの南東、グリフォニア大陸の東海岸沿いにある海上都市ポート・ディルムナッド。代々その地に屋敷を置く、魔人の貴族チポー・イド・アマデウス伯爵とその妻ディアンヌの間に男児が誕生した。アマデウス伯爵は魔帝国商務省に勤めるエリート官僚で、純血魔人族の有力な貴族でもあり、その妻も名家出身の純血魔人族だった。純血種同士で婚姻した場合、出生率が極端に低くなる傾向がある魔人族は、「夫婦の間に子供が一人できれば大いに良し、二人目が生まれたらそれは奇跡」そういわれるくらいであったから、アマデウス伯爵夫妻は我が子の誕生を大いに喜んだ。

 アマデウス伯爵夫妻はお互いの意見をぶつけ合った末、「シルヴァ」という名前を息子につけた。この名前は当時の魔帝国の長、魔賢帝デスチェインの命を戦場で何度も救ったといわれる駿馬からとったものである。

「いくらデスチェイン様の由縁ゆえんでも、有角雪毛馬ウェンディゴ・エポの名前をこの子につけるなんて!」

 妻は猛烈に渋ったが、魔賢帝デスチェインの政策と業績、それにその人格に対する熱心な信奉者であったアマデウス伯爵は自分の意見を頑として曲げなかった。この意見の衝突は最終的に食卓へ並べられた皿が飛び交うような夫婦喧嘩に発展したのだが、しかし結局、この名前が彼らの息子に与えられた。

 シルヴァ・イド・アマデウス。

 純血の魔人族が持つもっとも目立つ外面上の特徴は薔薇のように赤い瞳と、青白い肌である。もっとも、嬰児の期間は魔人族でも瞳が青い。これが二、三年の年月を経ると薔薇のような色の瞳になる。だが、成長したシルヴァの瞳は赤くならず紺色になった。

 驚いたアマデウス伯爵は妻の浮気を疑った。

「何たる屈辱――わたくし、実家へ帰らせていただきます!」

 浮気の疑いを掛けられた妻のほうは即座に吼えて大憤慨だ。伯爵夫人ディアンヌは気位がたいへんに高かった。顔に生傷を作って困惑したアマデウス伯爵は、息子のシルヴァの顔をよくよく眺めた。顔つきだけを見るとアマデウス伯爵夫妻とシルヴァの血が繋がっているのは間違いない。しかし、いくら眺めてみても、シルヴァは純血魔人族の特徴である赤い瞳ではない。それに、シルヴァの肌の色も魔人族の青白い肌とは違って、黄色がかかっていた。

 シルヴァはヒト族のような容姿を持って産まれた魔人の子だったのだ――。

「――この瞳の色と肌の色は先天的な異常でしょう。魔人族の純潔種には白皮症と呼ばれる症例が稀にあるのですが、その逆の症例はたいへん珍しい。しかし、アマデウス伯爵、ご子息は――シルヴァ様は間違いなく健康体です。それは保障できますよ」

 定期的にシルヴァの健康診断をしていた初老の魔医者ウィッチ・ドクターは首を捻りながら、アマデウス伯爵へ毎回そう告げた。

 幸いにも、ポート・ディルムナッドは海上交易や陸路を使った内陸との交易の要で、様々な種族が入り乱れる開放的な土地柄だった。多様性に富んだ価値観のなかで、ヒト族の容姿を持つ魔人族のシルヴァ少年が周辺から特別に奇異な視線で見られることはなかったし、シルヴァ自身も独りで本を読んで過ごすのを好む内向的な幼児だったので、ひとの目につく場所へ出ることもなかった。父親の書斎にある大きな本棚からひょいひょいと分厚い本を持ってきて、シルヴァは日がな一日それを眺めている。

「あの難しい本を、あんな小さい子供に理解ができるものなのかしら?」

 不思議に思った母親が、魔導式を学ぶための初歩的な問題集をへ与えてみたところ、これをシルヴァは短時間に読み解いてしまった。このときシルヴァは満三歳。天才児である。両親は我が子の将来に期待して胸躍らせたが、しかし同時に我が子の特異な容姿(魔人族としては、である)を考えて、その将来を憂いもした。

 ポート・ディルムナッド西の高台にあったアマデウス伯爵家のお屋敷で、世に出ぬ麒麟児として六歳まで成長したシルヴァは、その年齢になっても、やはり瞳の色は黒に近い紺色で、その肌は黄色っぽく、外見はまるっきりヒト族のそれだった。来年からシルヴァは魔導学会の初等部へ入学する年齢である。アマデウス伯爵夫妻は思い悩んだ。民族融和派の旗手であった魔賢帝デスチェインの影響力は年老いて弱まる一方になっている。純血魔人族以外の種族に対する排他的な考えが再び台頭を始めていた。

 このまま魔導学会へ入学させた場合、純血魔人の容姿を持たずに生まれた我が子シルヴァは周囲から差別的な扱いを受けてしまうのではないか――。

 アマデウス伯爵夫妻は揃って悩み抜いた末、シルヴァをタラリオン王国へ留学させることにした。魔帝国の商務省に勤めていたアマデウス伯爵は、タラリオン王国の貴族に何人か親しい友人がいたので、留学の手続きはそのツテを頼った。方々へ打診した結果、タラリオン王国東沿岸に位置する大都市アンフィトリテを領内に持つ大貴族、グスタフ・ファン・ハウツヴィッツ辺境伯へ、シルヴァの身を預けることになった。ハウツヴィッツ辺境伯は正妻との間にもうけた何人もの子供や、別宅を与えた何人もの若い愛人や、その愛人との間に生まれた子をすべて平等な態度で養っている、女性にはだらしないが豪気で情が深い男だった。

「アマデウスよ、ええい、何をまどろっこしいことをいっておる。今さら一人や二人、子供が増えたところで迷惑などと思うものか。すぐにお前の息子のシルヴァとやらを俺のところへつれてこい。成人になるまで俺が面倒を見てやろう」

 アマデウス伯爵からのっぴきならない事情を聞いたハウツヴィッツ辺境伯は、シルヴァ・イド・アマデウスの身柄を預かることを快諾した。だからといって、アマデウス伯爵夫妻が息子シルヴァと親子の縁を切るつもりはない。アマデウス伯爵夫妻は、アンフィトリテに移住したシルヴァ(シルヴァはハウツヴィッツ辺境伯のただっ広い敷地の離れに、使用人つきの豪華な一室をあてがわれた)のもとへ魔人族の家庭教師を派遣して魔導の教育を行った。未知数の魔導の芽を持つシルヴァの才能を――魔導師メイガスとしての才能を、アマデウス伯爵夫妻は惜しんだのだ。

 こうして、東湾岸の大都市アンフィトリテで、昼はヒト族の貴族、夜は魔人の貴族として勉学に励む、シルヴァの二重学生生活が始まった――。


 §


 昨晩のシルヴァ団長は学生時代からの恋人のレオナと何回も行為を遂げた。レオナの甘く汗ばんだ胸の谷間へ顔を埋めて気だるい眠りに落ちたシルヴァ団長は明け方に昔の夢をみた。王国軍東方学会の学生だった頃のシルヴァの記憶は幸せで華やかなものでしかない。軍学会きっての秀才であって、主席生であって、有力な貴族の養子でもあったシルヴァ・ファン・ハウツヴィッツは教官や同級の男子から一目置かれ、たいていの女子からは好意を受けた。女性教官からもそれは例外ではなかった。シルヴァは教官から「個人授業」を受けて女を知った。シルヴァは少年の頃から女性に対して見境いがなかった。小アトラスから照射される立体情報を眺めなら、シルヴァは今朝方に見た自分の夢を――自分の過去をぼんやり思い出している。

 以下はシルヴァの小アトラスから照射されている情報である。


▼探索ポイント累計ランキング▼

一位、アマデウス冒険者団――四〇二五〇ポイント。

二位、ヴァンキッシュ冒険者団――二六二七〇ポイント。

三位、スロウハンド冒険者団――二〇五四〇ポイント。

四位、北北西運輸互助会――一六三〇〇ポイント。

五位、メンヒルグリン・ガーディアンズ――二九三〇ポイント。

云々、云々、云々と団体名――。

圏外、ネストダイバー九班――一九六〇ポイント。


 場所は酒場宿メルロースに隣接する宿泊用天幕の中央ロビー天幕だ。床は絨毯が敷かれて、そこに赤いソファと黒いテーブルがいくつか置いてある。

 黒い開襟シャツと黒いズボン姿のシルヴァはソファに身を沈め、手元の情報を漫然と眺めていた。このロビー室にはシルヴァの他にもひとがいる。すべてアマデウス冒険者団の団員だ。メルロースの宿泊用天幕はアマデウス冒険者団の貸し切り状態になっている。

「――団長、シルヴァ団長! 連合レイドの連中がまた生きて王座の街へ帰ってきましたぜ!」

 天幕のロビー室へ小男が飛び込んできた。要所要所に獣毛のファーがついた軽獣甲鎧を身に着けたゴブリン族の男だ。

「ご苦労さん、ダンカン。あいつら結構しぶといな。ヴァンキッシュ連合のほうから、ウチの団に泣きついてくると思ってたんだけど――」

 シルヴァは小アトラスの情報を見つめたままだった。

 ゴブリン族の男――ダンカンはシルヴァを見つめている。

「意外よね、そうじゃない、エレミア?」

 シルヴァへ身を寄せていたレオナがいった。王国東方学会でシルヴァと同級生だったこのレオナ・デ・カラヴァッジオは癖があって毛先が跳ね上がった長い金髪の、茶色い瞳の、甘い美貌の若い女性である。同年代でもレオナはシルヴァより大人に見えた。

「――そうですね、レオナお姉さま。意外ですね」

 向かいのソファに座っていたエレミアが小さな声でいった。エレミアは目が細くてさっぱりした顔つきの美少女だが、その視線が下を向いていて表情がひどく暗い。

「ねー、シルヴァ、ふしぎだよねー」

 レオナの反対側からシルヴァへ身を寄せた長い耳の女――ユーディットがいった。ユーディット・イカルガ=サラマンダーはエルフの女だ。肌の露出が多い恰好のユーディットは若く見えるが、エルフ族は容姿で年齢がわからないことが多い。訊くと嫌な顔をするので、ここにいるものは全員、ユーディットの実年齢を知らない。

「うん、ユーディット、あの一日でヴァンキッシュ連合は確かに崩壊したよな――チョコラ、紅茶をもう一杯頼む」

 シルヴァ団長が指先で小アトラスの情報表示を切り替えた。

「はい、ごしゅじんさま」

 背後に控えていた、こげ茶色の垂れた猫耳の少女――チョコラが鈍い返事と一緒に踵を返すと、着ている白いゴチック調ロリータ・ドレスのスカートが浮いた。天幕のロビー室の片隅に、ティー・セットが乗せられた銀色のワゴンがある。その近くにはやたら大きいバー・キャビネットもあった。

「あっ、チョコラ、私、シャンパン欲しい」

 ユーデットが顔を後ろへ向けた。

「はい、ユーディットさま」

 チョコラが小さな鈍い返事をした。チョコラは年齢十四歳前後に見える、こげ茶色の長い髪を縦にロールさせた、真っ青な瞳と垂れた猫耳の猫人の美少女だが行動にも言動にもその年齢にある生気のようなものがない。チョコラのか細い首には、エレミアと同じデザインの黒い鎖を使ったチョーカーが巻いてある――。

 そのチョコラを見つめていたユーディットが姿勢を戻して、

「シルヴァだって見たでしょ。追ってきたエイシェント・オークは全部あいつらの野営地にぶつけたし?」

「フーッ! ヴァンキッシュ連合はあのとき何も抵抗ができなかったよな。だから、エイシェント・オークを相手に戦えているのが不思議なんだよなあ――」

 大袈裟な溜息を吐きながら、ソファの背もたれに頭を乗せたシルヴァは天幕の天井を見つめた。

「――ねー、シルヴァ。それがふしぎ」

 眉を極細くして山形やまなりに整えたユーディットが顔をしかめると、見るものをヒヤリとさせる険悪な形相になる。

 会話が途切れるのをじっと待っていた様子のダンカンが、

「シルヴァ団長、そのヴァンキッシュ連合ね、今はネストダイバー連合って呼ばれているそうですぜ。どうやらね、その連合には凄腕の導式剣術使いがいるそうでね」

「――導式剣術使い――導式剣術兵ウォーロック・ソードマンか。ヴァンキッシュ冒険者団にいる猫人のこと? 確か――名前はボゥイ・ホールデンだったよな。俺は一度、奴に会ったよ。でもあれは大した導式の担い手じゃなかったぞ。導式具を扱えるていどの――」

 シルヴァ団長が身を起こしてダンカンへ視線を送った。

「それがね、団長。別の導式剣術使いが連合に加わったって話でね」

 ダンカンがシルヴァへ身を寄せて、元々丸い背中を益々丸くした。

「別の導式剣術使い――ダンカン、その話を続けろ」

 声を暗くしたシルヴァ団長が、ダンカンの瞳へ自分の視線を送り込んだ。

「そ、そ、それが、ク、クジョー・ツクシって名前のね――」

 ダンカンは途端に落ち着かない様子になったが、それでもシルヴァの少年のような顔から視線を逸らさない。下手に逃げると危険だとダンカンは知っている。

 アマデウス冒険者団に所属する六十の冒険者たちは全員それを知っている――。

「クジョー? 苦情? 九条? まさかな――ダンカン、本当にそいつ、そんな名前なのか?」

 シルヴァ団長は眉をひそめた。

「ねえ、シルヴァ団長、珍しい名前でしょう? 倭国人って話でね。そのクジョー・ツクシは、流離いの剣士――サムライ・ナイトだってね、王座の街でちょっと前から噂になっているんでさ。何しろ物凄い剣の腕前なんだとかね。そのクジョー・ツクシは酒場宿ヤマサンを定宿にしてるらしいんで。王座の街の北西区にあるチンケな酒場宿ですよね。団長は知っていましたかね?」

 ダンカンは硬くなった顔面を滑らかな口調でほぐした。

「ああ、それは知ってる。褐色肌枠のハーレム要員の――いや、テト・メンドゥーサがウェイトレスをやっている酒場宿だよな」

 シルヴァが呟いたのを聞き逃さずに、

「さすが、シルヴァ団長、お耳が早い。クジョー・ツクシとその仲間も、そこが定宿!」

 ダンカンは甲高い声で団長を持ち上げた。

「ダンカン、こんなの自慢にならないよ」

 苦笑いのシルヴァ団長が、ソファの背もたれに体重を預けると、チョコラが紅茶が注がれた白いティー・カップを卓へそっと置いた。次にユーディットの前へシャンパンの入ったグラスをそっと置く。物音を立てることを恐れているような動作だった。

「サムライ・ナイトォ? うっそくさ。ダンカン、いい加減なこといわないでよ?」

 ユーディットが唇へシャンパン・グラスを寄せながらダンカンを睨んだ。

「ユーディットの姉御、これ本当の話でね。いや、『本当の噂話』ですかねえ――ゲヘヘ!」

 ダンカンがゲス笑いをした。

「その姉御ってのやめて。私、そんな年寄りじゃないし――」

 ユーディッドがシャンパンを乱暴に呷った。

 ずっと視線を下へやって考え込んでいる様子だったレオナが、

「シルヴァ、この様子だと、私たちがもう一度、地下九階層へ探索に出るしかなさそうね」

「地下九階層かあ。あの犬の群れって何だったんだろうな――」

 シルヴァ団長は顔をしかめた。

 ヴァンキッシュ連合が野営に入ったのを見計らって地下九階層の北西区を先行したアマデウス冒険者団は下り階段を発見した。エイシェント・オークが群れるなかを突貫し、管理省の懸賞金が多くかけられた下り階段の探索データだけを奪取して逃げ帰るような形だった。

「あの犬は何だったんだろーねー。あれってもう、二度と見たくないかも――」

 ユーディットも顔をしかめた。

 下り階段でエイシェント・オークの残党は階段から這い上がってくる犬の群れと戦っていた。二足歩行をして、ねじくれた黒い長槍を持った犬だったが、フェンリル族ではなかった。それは造形が中途半端にヒト族に近い容姿の、吐き気を催すような造形の、異形の犬の群れだった。ヒト族の言葉を片言で犬のように吼えながら、異形犬はエイシェント・オークと殺し合っていた――。

「――確かに、未知の異形種ヴァリアントを相手にするのは危険ではあるわ」

 レオナが癖のある長い金髪を手で撫でしつけながら、シルヴァ団長を見つめた。

「未知数だよな。でも、このままネストダイバー連合レイドに、地下十階層の探索データをくれてやるわけにもいかないよな、フーッ!」

 シルヴァが前髪を揺らして大袈裟な溜息を吐いた。

「シルヴァ、やっぱりやるのお?」

「シルヴァ、行くしかないわよね?」

 ユーディッドが左側から、レオナが右側からシルヴァへ顔を向けた。

 ソファに座るシルヴァの顔は二つの美貌に挟まれた形である。

「ああ、いや。キ、キルヒ次第かな――」

 視線を落としたシルヴァ団長は急に自信を喪失した態度を見せた。

「私、あいつ、大嫌い。なーにが『ツクヨミ』よ――」

 ユーディットが真横を向いて険悪な表情になった。

「キルヒは自分の部屋か?」

 シルヴァ団長は訊いたが、ユーディットは返事をしない。

「いつもキルヒは部屋にいるでしょ?」

 冷たい口調で応えたレオナが、対面のソファにじっと腰かけていたエレミアを視線で促した。

「――だと思います。レオナお姉さま」

 エレミアはずっと下向いていた視線を上げて小声で応えた。

「フーッ! 俺がキルヒの寝室へ行って話をつけるしかないか。ダンカンは奴ら――ヴァンキッシュ、じゃなかったな、ネストダイバー連合の様子をまた報告してくれ」

 シルヴァ団長が大袈裟な溜息と一緒にソファから腰を上げた。

「へい、団長!」

 ダンカンは天幕のロビーを素早く出ていった。

「エッポ、ネスト探索の準備だ。連合の出発にあわせて俺たちも出る」

 シルヴァが歩きながらいった。

「あ、はい、団長。すぐ団の連中へ伝えますよ」

 ここまでソファの上で火酒を黙々と呷っていたエッポが腰を浮かせた。

 天幕のロビーの出入口でふと足を止めたシルヴァ団長が振り返って、

「あ、チョコラは俺についてこいよ」

「――はい、ごしゅじんさま」

 顔をうつむけたままチョコラは返事をした。

 シルヴァ団長はテーブルへ置かれたティー・カップに口をつけていない。

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