六節 新たな望み(肆)
「――へえ、セイジさんは、ずっとこの宿にいたわけじゃないんだな」
銘酒すめらみくにを手にとったツクシが、セイジのタンブラーへ酒を注いだ。
「ホークス・ジオ・ウパカかァ。どこかで聞いた名前だなァ――」
ゴロウがツクシの手から一升瓶をひったくって、自分の杯へドバドバと酒を注いだ。乱暴だ。杯から酒が溢れた。
「おい、もったいないだろ。気をつけろ、この赤髭野郎!」
ツクシが突き刺すようにして睨んだ。
ゴロウは全然気にしていない。
「それで、セイジさん、ホークスさんとセイジさんが出会ったあとは、どうなったんす?」
姿勢正してセイジの話を静聴していたヤマダが続きを促した。
セイジはタンブラーの酒を一息に飲み干して、
「――お恥ずかしい話ですが。ホークスと私は出会い頭に喧嘩をやりました」
「セ、セイジさんが喧嘩を?」
悠里が笑顔を引きつらせた。
「よほど失礼なことを、そのホークスってのにいわれたんすか?」
ヤマダが声と眉をひそめて訊いた。
「ああいや、ホークス・ジオ・ウパカは、如何にもグリーン・オーク族の男といった具合の
セイジが目元に小さな笑みを浮かべた。
わかり辛いが、これはどうも苦笑いのようだ。
「その喧嘩、どっちが勝ったんだ?」
セイジさんが、珍しい顔をしているな――。
ツクシはセイジの苦笑いを見つめた。
「痛み分けでした」
苦笑いのままセイジが応えた。
「グ、グリーン・オーク族と素手で殴り合って痛み分けですか?」
悠里の声が裏返っている。グリーン・オーク族の女性であるエイダでも、ヒト族の大人が数人がかりでようやっと動かせるような酒樽を、ひょいと一人で持上げてしまうほどの腕力を持っている。セイジはその種族の男性と真正面からブン殴り合いをしたらしい。そうはいっても、ドワーフ族もドワーフ族で相当な力自慢ではある。異なる種族が単純な力比べをするとヒト族はカントレイア世界で最も非力な部類だ。
「――悠里さん、表面上はです。あのときのホークスは、たぶん、手加減をしていたのだと思います」
セイジはゴルゴダ酒場宿の出入口へ視線を送った。ウェスタン調扉の内側に、頑丈な鎧戸がついた広い出入口だ。もっとも、二十四時間営業に近いゴルゴダ酒場宿で内側の鎧戸が完全に閉じられることはない。少なくとも、ツクシはそれが閉じられるところを見たことがなかった。
ツクシはセイジの視線を追って出入口を見やりながら、ホークスとやらとセイジさんは、あそこらでブッ殺しあったのかななどと考えつつ、
「セイジさん、喧嘩に手加減ってどういうことだ?」
「ホークスは私の力を試していたようです。あれは偏屈な男でもありましたから、ドワーフ族に生まれながら料理人を志していた偏屈な私を気に入ったのでしょう。そのあと、私はホークスに誘われて、あの男が団長をしていた冒険者団へ加わることになりました――ああ、すいません、ツクシさん」
セイジが語っている最中、ツクシが空になった杯へどぼどぼ日本酒を注いだ。
「あれ? セイジさんは、その時点で料理人をやめて冒険者に?」
ヤマダが首を捻った。
「いえ、それは、その――」
珍しくいい淀んだセイジが、
「ホークスはそのあと暇のあるごとにゴルゴダ酒場宿を訪れて、見知らぬ地で食べた料理や、世界各地にある珍しい食材のことを、私に教えてくれました。世界中を旅してきたホークスは、それはもう自慢気でした。そして話の最後には必ず、『この世界は広い。お前が本物になりたいなら、その広い部分を自分の目で確認しろ。お前は見所がある。俺の団へ来い。世話をしてやる』と、そんなことをしつこく――」
セイジは酒の杯を一息で空にして話を続けた。
「私は最終的に根負けしました――いや、そういうと嘘になる。私のほうがホークスの誘いに乗ったのです。ホークスの話を聞くたび年甲斐もなく心が躍りました。しかし、あれほどお世話になった元のゴルゴダ酒場宿の主人には、たいへん不義理なことを――」
大きなタンブラーになみなみ満たした日本酒を一息に飲み干しても、息ひとつ吐かなかったセイジが、その最後の一言と一緒に溜息を吐いた。
「なるほど、昔のセイジさんは本格的な冒険者だったんすね。道理で貫禄が違う。それ、隠してたんすか?」
ううんと唸ったヤマダがセイジを見やった。
セイジが顔を上げて、
「あえていうようなことでもないと考えていました。女将さんや、ミュカレ、コソドロのラウ、それにアルさんもホークス冒険者団に籍を置いていた元冒険者ですよ。ああ、アルさんだけはまだ現役でしたね。女将さんたちも冒険者だったことを隠しているわけではないと思います。語る機会がないだけでしょう。それに、あの時分――冒険者をやっていた時分、私は団の力仕事と遠征した先での料理番が担当でした。他人に吹聴して威張れるようなことは何もやっておりません」
ツクシは「へえ、そうなのか」と頷きかけたが、
「いやいや、威張れますよ! ホークス冒険者団といえば、カントレイアの三大大陸を股にかけた伝説の冒険者団ですからね。同業者の間では今でも語り草になっています」
横から悠里がそう教えた。
「飛行機も電車もない世界で旅か。となると、移動は馬と帆船になるな――」
ツクシは遠征前、荷馬車へ食料だの水だの燃料だのと大量の備品を積み込むアルバトロス曲馬団の面々を考えた。交通網が貧弱で治安も怪しいカントレイア世界の長旅はときに命の危険も伴う。一般人が気軽に観光旅行をすることはほとんどない。
「ええ、急ぎのときはグリーン・ワイバーンも使いました。南にあるドラゴニア大陸はグリーン・ワイバーンの原産地ですから、あっちではさほど珍しい騎乗生物でもないのです。あれは乗り心地が良いものでした。しかし、生まれて初めて船に乗って大内海を渡ったとき、私はホークスを本気で恨みました。地下には慣れています。空も平気でした。しかし、嵐の海上は何とも――」
ツクシはセイジを見つめた。ゴツゴツとしたセイジの黒い髭面に二つある、茶色い瞳が細くなっている。ツクシがこれまで見たことがないセイジの表情である。
「――セイジさんは冒険者に戻りたいと思うことはないのか? 悠里、一度冒険者を引退したアルさんは、結局我慢ができなくて、冒険者家業に出戻りしたんだろ?」
ツクシが横の悠里へ目を向けた。
「おやっさんは、
悠里はツクシの杯へ日本酒を注ぎながら笑った。
「――ごく稀にですが」
セイジがいった。
「うん」
タンブラーに口をつけながら、ツクシが促した。
「旅情に誘われることもあります。特別、気持ちよく晴れた日の早朝などは胸のうちが熱く沸き立つ――」
セイジは視線を卓上に置いて沈黙した。
言葉に詰まったツクシも視線を落とした。
ゴロウとヤマダも同様だ。
「――そうですよね」
沈黙を破ったのは悠里だった。悠里は冒険者として一年のうちの半分以上は旅をしている男だからセイジの気持ちが汲み取れる。
「しかし、今はここが――ゴルゴダ酒場宿が私の『城』ですから」
セイジは誰が何をいったわけでもないが、そういって頷いた。
「――うん。そうだな」
何に納得したのかわからないが。
ツクシも頷いて酒を呷った。
「そうか、ここが、セイジさんの城かァ――」
ゴロウが酒場に視線をひと巡りさせた。導式具細工店を営んでいたゴロウの父親の店舗兼自宅――ゴロウの実家は王都十三番区ゴルゴダの女衒街、その南区画にあったのだが、屍鬼動乱の際に焼け落ちた。ゴロウの老いた父親も行方不明になって死体も見つかっていない。ゴロウの母親は、ゴロウが神学生だったころ、冬の
病弱な母親を見て育ったゴロウは、奇跡の担い手――
それなら、自分が布教師になって
ゴロウがこの世界の医学の道に入ったのはそんな単純な考えからだ。才あり、それに猛烈な努力家でもあったゴロウはエリファウス神学学会の修身コースを優秀な成績で卒業して布教師になった。だが、その時点でゴロウの母親はもう亡くなっていた。出張先のメイベル村から生まれ故郷の王都へ、ようやくの思いでゴロウが帰還したときは実家と父親が、この世から消えていた。武装布教師隊の暴挙と開戦したとき民衆を見捨てて真っ先に王都へ逃げていった聖教会関係者を見てきたゴロウは、エリファウス診療所へ戻って働く気にもなれなかった。そんなゴロウは今、女衒街の仮宿で独り暮らしをしている。
ゴロウ・ギラマンに城はない。
「――そうなると、セイジさんはゴルゴダ酒場宿城の城主っすね。これは『
うんうん、と頷きながらヤマダがいった。
「タ、タイクーンとは――ヤマさん、それはいいすぎです。まだまだ、私は勉強不足で――」
珍しくセイジが顔色を変えた。大公はドワーフ族の盟主を表す言葉であって、セイジにとっては重い言葉のようだ。セイジの慌てる様を見て頭を掻いたヤマダは苦笑いだった。
「うーん、しかし、王国の料理
悠里が形の良い眉を寄せて唸った。
セイジの話には続きがある。
ホークス冒険者団が南のネストで壊滅したあと、セイジはタラリオンの王都へ足を向けて、タラリオン王国料理組合へ加入申請した。長い冒険者生活を経て、様々な国の食材を知り、その調理法をも会得してきたセイジは、多かれ少かれの自信を持って帰ってきたのだが、申請の結果は悠里がいった通りだ。タラリオン王国料理組合の副理事長から来た手紙の返事は「ヒト族以外の料理人はタラリオン王国料理組合に参加することはできない」の一点張りだった。カントレイア世界で最も古い歴史を持つ古都の、権威ある料理組合のお墨つきを持って、ドワーフ公国へ凱旋帰国するつもりだったセイジは落胆した。落胆したまま、旧ゴルゴダ酒場宿に立ち寄ったセイジは、そこで恩人の夫婦との再会を果たした。このとき、「ゴルゴダ酒場宿をセイジがもらい受けてくれないか」と話を持ちかけられたのである。セイジが冒険者として世界中を飛び回っているうちに、旧ゴルゴダ酒場宿の主であった夫婦は仕事の引退を考える高齢になっていた。その話が、あっちへこっちへと行き来した結果、今のゴルゴダ酒場宿がある。
「――いえ、悠里さん、ゴルゴダ酒場宿でも十分勉強させてもらっています。それに、この場所は私が料理人として歩みだした出発点だ。だから、今では第一にこの場所を守りたいと私は考えています――ああ、いやいや、随分とご馳走になりました。その上、私のつまらない身の上話まで聞いてもらって申し訳ない。私は仕事がありますので、ここらで失礼させていただきます」
目を和ませて語っていたセイジがはっと表情を厳しくして席から立った。
「セイジさん、客は他にいないぜ。いつも思うが、この宿の連中はみんな働きすぎだろ。今日くらいはゆっくりしろよ」
セイジさんに酒を飲ませれば、もっと面白い話が聞けそうだな――。
ツクシが考えている最中、セイジに席を立たれてかなり不機嫌な顔だった。
「これから、一年で一番忙しい時間帯になりますから、私は遊んでいるわけにもいかんのです」
セイジは細かく編み込んだ髪をリボンで結んだ、ドワーフ伝統のヘア・スタイルを白い手ぬぐいでくくった。
「何度見ても俺たちの他に客はひとりもいないが――」
ツクシは椅子の背もたれに肘をかけて周囲を見やった。酒場のなかはもちろん、表大通まで死んだように静かだ。
「ツクシさん、タラリオン王国の年明けは、朝まで飲み食いして騒ぐ習慣があるんです。聖教会のお祈りが終わった順に、わっとここへ客が押し寄せますよ」
悠里が刺身を箸でつまんだ。
「ああ、それでセイジさんは宿に残って料理の仕込みをしてたのか。いや、面目ねェ、仕事の邪魔をしちまった。セイジさん、悪かったな――」
ツクシは顔を歪めて視線を落とした。
「いえ、ツクシさん、いい息抜きになりました。昔話もたまにはいいものです。それでは、失礼します――ワサビ。サシミには山葵が必要か。勉強不足、勉強不足――」
セイジはぶつぶついいながら厨房へ戻っていった。
「――セイジさんは、いつも忙しいな」
ツクシは銘酒すめらみくにを眺めている。何度見ても、そのラベルの文字はひらがなだ。断絶された日本との繋がりが、そこにある気がしたツクシは筆で書かれたらしいその文字を飽きもせずに見つめている。
「セイジさんは本当に仕事一筋っすね――」
ヤマダは厨房へ目を向けて感嘆した。
「女将さんも、セイジさんだけには『さん』付けなんですよ。ツクシさんは気づいてました?」
悠里の笑顔がツクシに寄ってくる。
「そういわれるとそうだな――」
ツクシは悠里の笑顔から顔を背けて頷いた。
喉を鳴らして杯を干したゴロウが、
「うーい。だがよォ、仕事一筋はしんどい生き方だぜ。普通、ドワーフ族ってのは、もっと短気で我慢の足りねえ野郎が多いんだけどなァ。しかし、この酒――ニホンシュか? すいすい飲めるが、こりゃあ、なかなか酔いの回りが早い酒だなァ」
冷や酒を喉に流し込み続けるゴロウの目元が赤い。日本酒もワインもアルコール度数はさほど変わらないが、不思議なことに酔い心地は違うものだ。
「しかし、セイジさんはどこでこんな珍しい酒や食材を手に入れてくるんだろうな。生身のマグロやアラに日本酒だろ。ゴロウ、お前はこういう食い物を王都でよく食べるのか?」
ツクシが刺身を指で口へ運ぶゴロウを見やった。
「ゴルゴダ酒場宿くらいなもんだと思うぜ。魚の生身を客に食わせるのはよォ」
ゴロウは非難めいた口調だが刺身が気に入ったらしい。ツクシは箸の先にあったマグロの赤身を、横から指でもっていったゴロウへ殺気の篭った視線を送っているが、ゴロウはやはり気にしていない。「おい、悠里、ニホンシュの瓶をこっちに回してくれよォ」と、刺身をくちゃくちゃやりながら要請するゴロウは、横で不機嫌の濃度をぐんぐん高めるツクシを完全にシカトしている。
ヤマダは杯の日本酒をちびりちびり舐めながら、
「うーん。舶来の高級食材は、王国料理組合に流れることが多いと思うんすけど。セイジさんは、入会を拒否されたんすよね?」
「ヤマさん、それがですね、組合に加入している料理人も、すべて心無いひとばかりではなかったみたいですよ。セイジさん、料理の腕は確かですし人柄も誠実ですからね。王都で懇意にしている有名な料理人――まあ、同業者ですね。これが結構いるようです。だから、タラリオンの市場で手に入り辛い食材は、王国料理組合の知人に頼んで入手しているんですよ。たぶん、この日本酒もそっちの経由でしょうね」
悠里がニコニコしながら事情を説明した。
酒が回って上機嫌なわけではない。
お喋りをしているときの悠里はいつも楽しそうだ。
「――なるほど、営業職は耳が早いな」
ツクシは胸のつかえが取れたような気分になった。ツクシは大タラリオン城の近くにある高級料理店で一度だけ食事をしたことがある。そこで食った昼食は見てくれは立派だが、どれもこれも旨いものではなかった。その上に値段が高い。高くて不味いメシを食わせる連中に、安くて旨いものを食わせてくれるセイジが見下されているだけだと、ツクシとしては腹に据えかねる話になる。悠里のいうことを聞く限り、セイジは王都でその腕前を認められている料理人のようだった。
「こういうのを地獄耳っていうんだろうなァ。悠里、そういう細かい話をどこで仕入れてくるんだ?」
ゴロウは日本酒を自分の杯へどぼどぼ注ぎながら苦笑いだ。
「一応、僕だって冒険者ですからね」
悠里は顎をしゃくって自慢気だった。
「ゴルゴダ酒場宿は食材を仕入れるのに、そんなルートを持っているのか。真似はできそうにないな――」
ヤマダは顔を厳しくして呻いた。
「ん? どうした、ヤマさん」
ツクシがヤマダを見やった。
「あっ、いや、ツクシさん、何でもないっす。へへっ――」
ヤマダが苦笑いで誤魔化したところで鐘の音が聞こえてくる。
「――年越しの鐘ですね」
悠里が鐘の音が立ち入ってくる出入口へ顔を向けた。鐘の音が重なって深夜の酒場宿を包み込む。王都に十三ある聖教会館の鐘楼が一斉に鐘を打ち鳴らしていた。
ツクシが柱時計へ視線を送ると午前零時ちょうどだ。
「――まさか、
ツクシが顔を歪めた。その口元は笑いの形に歪んでいる。ツクシは、わけのわからない世界に迷い込み、わけのわかないほど忙しい日々を送った挙句、よくわからない状況で新年を迎えている自分自身が滑稽だった。
「自分はこれで二年目っすよ、ツクシさん」
ヤマダが苦い笑顔を見せた。
「帝歴一〇一三年の始まりかァ――」
新しい年で叶えたい望みがゴロウにはたくさんある。
戦争が早く終わらないかな、だとか、
闇で流れてくる薬がもっと安くならないかな、だとか、
受け持っている患者の病が、少しでも良くなるといいんだが、だとか――。
ゴロウは諦めが悪い男であるし、色々な意味で欲が深い男でもある。だが、運命の不遇で自分の望みを叶えられなくなった今は亡きひと――チムール・ヴィノクラトフやヤーコフ・ヴィノクラトフ、グェン・フリーベリ、それに、リカルド・フォン・アウフシュナイダーとニーナ・フォン・アウフシュナイダーのことを思うと、去年あった悲しい出来事の数々を思い浮かべると、自分の望みをここで考えるのが憚られるような気がして、ゴロウはそのまま押し黙った。その横でうつむいたツクシも同様だ。ヤマダも物思いに耽っている。重く沈黙した男たちに囲まれて悠里は口を開けなかった。
過ぎし日々と、それと共に去っていったひとへ黙祷――。
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