死ぬまで役に立とうとする心

 あの名作教師ドラマ『GTO』が来春あたり復活を遂げるというニュースを聞いた。私は自然に、EXILEのAKIRAが主演したリメイク版の続編を想像したのだが、よく聞いてみるとそっちじゃなく、もっと昔の反町隆史のほうだった。

 これにはちょっと驚いた。反町のGTOっつったら、今50代の筆者が20代後半くらいのときのドラマじゃねーべか?

 直近に鬼塚栄吉を演じたAKIRAじゃなく、元祖のほうがその役どころに再び挑むと聞いて、ちょっとうれしくなった。



『老兵は死なずただ消え去るのみ』という言葉がある。

 もともと、アメリカ軍の軍歌にそういう歌詞があったらしい。それをマッカーサーがスピーチで引用したことから日本でも広まった。

 意味合いとしては、「役目が終わった者は引退し、表舞台から去っていくだけ」。そんな感じの、良いか悪いかでいうと「悪い」意味で使われがちであるが、別の解釈もある。



●引退しても人々の前から姿を消すだけで、誇りや功績は生き残る



 マッカーサーは、色んな目に遭いながらも自分の行動、その行動の基準となった自分の思想信条には自信と誇りを持っていたと言われている。

 そこから考えると、自然にこの言葉は「たとえ自分は表舞台から姿を消すことになったとしても、自分が世に示してきた決断や考え方は、支持されて残る」ということの宣言だったのではないか。



 だから私も、反町に続く者でありたいし、マッカーサーのように言える者でもありたいと思う。今表舞台にはいないしこの先登ることもないだろうが、そんなことに関係なく私は血のなせる業である「文章を書く・しゃべる」ということで何歳になっても世に示していこう。

 たった一人は、ひとつの宇宙である。

 その一人に支持され喜ばれるのなら、全力を投球する価値がある。

 老兵は死なず。老兵まだまだしゃべりタランティーノ!

(意味が分からない世代の方ゴメンナサイ)

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