第3話 サイコパスへの道のり
さて……、中学や高校時代というのは精神的、肉体的に大人になる時期ですね。
この頃の自分は、一部から危険人物と呼ばれてました。理由は簡単です。周りが物騒な時期があり、護身用で家の中で殺傷力が高い物を鞄に入れてました。ちなみに、包丁ではなく、カッターやハサミはポケット、鞄には錆びて刃のついてない小太刀、鉄の棒等です。ただ、実際に使った事は無いですね。
自分は体格的に強くはないと自覚していたので武装、無いし身近な物を武器にする習性が有りました。
更に小学生の頃に比べ、友人も減っていき、1人で過ごすのが徐々に多くなっていきます。まぁ、心を開いてないので当然と言えば当然ですね(絡んでくる輩はいましたが友人とは言えないですね。半分無視してましたし)。
後は、テレビや書物を見て人類撲滅運動と称し、良く色んな神社に参拝に行きましたね。まぁ、意味は無いんですが。
何でそういう行動をしたのかは、人類が消えると、約200年位である程度自然が回復し、約1000年位で完全回復するというのを見たからですね。自然が好きなんですよ(人類は含まない)。
ちなみに、この話を聞いて、お前も死んでるよ?という回答は当時から聞いてますが、自分は当たり前と答えてます。何故自分を除外摺るのかがむしろ理解出来ませんでしたね。
ただ、この当時は人を1人ずつ殺しても意味はないので、効率良く人類を消す方法を良く考えたものです。まぁ、温暖化が話題になり、一つの答えは出たのですが、なかなか1人でやるのは厳しい事ですね。オゾン層の破壊というのは。
少し脱線?しましたが、こういう思考をしていました。
そして、ある日から突然、無性に人を殺したくなる時が出始めました。
それは前触れもなく、例えば道を歩いていれば、「あ、今殺れそう」と前後左右の人を観察し、殺るタイミングをシュミレーションします。或いは綺麗な景色を見て、「あ、誰か殺そう」という思考に陥りやすくなりました。
殺り方としては簡単で、首を狙います。抵抗が無ければ片手で殺れる方法で、4指を首の側面、親指を反対側の喉に差し込むようにあて、喉を4指の方に押し込むやり方です。
無意識に一回、読書中に妹にやってしまった時がありましたね。まぁ、数秒だったので無事ですが、人の読書の邪魔をしたので当然の報いですね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます