せみのうた

せみのうた

腹いっぱい鳴いてみようかな

儚いぼくらの最初で最期のうた

遠くまで

できればキミのもとまで

届いてくれるといいのにな

一生分のしあわせを

1週間の短い時間につめて

一生分の笑顔を

1週間の短い時間につめて

キミに届けたいと思うんだよ

かっこ悪い姿でも

キレイな声でもないけれど

ありのままのぼくが

うたううた

短いからこそわかる幸せを

短いからこそ気付く愛を

神様はぼくにくれたから

全然悲しくはないんだよ

胸いっぱい鳴いてみようかな

切ないぼくらの最初で最期のうた

かすれても

出来ればキミのもとまで

届いてくれるかな

一生分の悲しみを

1週間の短い時間につめて

一生分の涙を

1週間の短い時間につめて

ぼくは持っていこうと思うんだよ

もうボロボロだけど

声なんてでないけれど

ありのままのぼくが

うたううた

短いからわかる切なさを

短いから気づく悲しみを

神様はぼくに知らせてくれたから

でも大丈夫

また来年いやどこかで

会える楽しみを

未来を

神様はぼくにくれたから