第5話 無音

「無音」


ある者にとっては集中力を与える力になり、

ある者にとっては不安を掻き立てる力になる。


これにより、「無音」を好む者、嫌う者の二通りかある。

もちろん、時と場合により求めるものが変わると言う意見も把握しているつもりだ。


ちなみに私にとって「無音」はいつの間にか一部以外嫌いになり、音楽や音に溢れる世界を望むようになった。

いまだに好きなのは寝るときの「静寂」だ。

そう、寝ようと決めたときだけは静かなほうが好きなのだ。


あなたはどうだろうか。


例えば、図書館なら静かなあの空間が好きと言う人もいれば、そこでもイヤホンをして自分の世界を作る人もいるだろう


音楽とは少しはなれてきている気もするが、「音」であることにはかわりない。

「音楽」における「無音」について考えるならば、曲中において急にすべての「音」が無くなる。

このタイミングのことだろう。

「無音」もひとつの「音」であり、他の音を強調するなど多きな役割をもって存在している。


ここから考えられる私の考えはこうだ。

「無音」は「音が無い」ことを示すが、「音」に溢れるこの世の中では、「無音」であることもひとつの音である。

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音楽 怪稀 @Marebito

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