マックさんからの手紙

pizmo

マックさんからの手紙

私はDTMでボーカロイド曲を作っています。

DTMとはデスクトップミュージックの略で

パソコンで音楽を作るソフトや機器のことです。


ソフト次第で色々なことができるのですが

その中でプラグインという機能を拡張できるものがあります。

Perfumeのケロケロボイスを作るオートチューンなどは有名です。


これが千差万別で、のめり込むとあれこれ欲しくなってきます。

ある意味コレクターズアイテムと言えるかもしれません。


前置きが長くなってしまいましたが、先日アメリカに拠点を置く

アイソトープ社のプラグインを買いました。安かったので。汗

しばらく浮かれ気分で使って楽しんでいましたが、しばらくして

メジャーアップデートして、ものすごく良くなっていました。


すっかり落ち込んでしまいました。ケチなもので。

でも、新しいのが欲しい!なんとかならないかと思っていました。


諦めきって創作活動に戻っていたところ、ふと日本の代理店のHPにて

小さい文字でひっそりと直接アメリカの開発元にメールすれば

無償でアップデートできると書いてあるではありませんか!


なんと適応範囲が購入日の二日前までだったという奇跡。ギリギリセーフ。

しかしながら、代理店はノータッチ、自己責任で行えとのこと。涙

文通さえしたことないのに、見ず知らずのアメリカの人と交流せよと。


しかし、なんとしてもタダで素敵なプラグインが欲しい!

そんな貧乏根性を奮い立たせ、グーグル翻訳を立ち上げました。


とりあえず、リクエストを送ることに。

これは代理店さんのサイトに雛形が置いてあったので採用しました。

購入日、シリアルナンバーなど必要事項を記入して送信。


ワクテカ状態で待つこと約一日。翌日には返信が届きました。

たぶん本社のあるボストンからだと思います。担当はマックさん。

なんとアカウントがありませんので作りなさい的な内容。


何故だ?今まで使っていたのでアカウントは当然あるのに。

すかさず、マックさんに返信。持っていますよと。


そして翌日、マックさんから今も見つからないんだけど的な内容。

スクショまで送ったのに全くもって謎。オーマイガーと叫びそうに。


しかし、ここで心折れてはダメだ思いました。

仕方ないので別のアカウント作って、これならどうよと送信。


これが上手く行ってマックさんにイイネと言ってもらえました。

そして無事に最新版にアップデートできました。涙


何故、最初のアカウントがダメだったのかは分かりませんでした。

翻訳しつつ何度もやり取りをして最後はチャット状態でした。


会ったことはないけど、マックさんが心の親友になりました。

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