強制排熱装置のボタンを押してからの描写が臨場感あふれてて、とても好きでした。乗っている気分になったり、地上から頭上を飛び抜けていく機体を呆然と眺めている気分になったり、最高のドッグファイトを最高の筆力で観戦させていただきました。途中でファーストガンダムの名台詞「俺を踏み台にしたぁ」を思い出して……笑。
呼んでいる途中で、これで終わってしまうのか――と読むのが惜しくなってしまいましたが、良かったⅡがある~~! ほっとしました。
作者からの返信
不二原光菓さん、サラマンドラ航空郵便社を最後までご覧いただきありがとうございます!
最終話はユーリが過去の因縁にケリをつけるお話ということで、かつての上官であるシュローダー大佐との死闘をお送りいたしました。
みずからの意志で戦いの場から降りたユーリに対して、大戦が終わったいまも戦いに取り憑かれているシュローダー大佐は鏡写しの存在というか、「ユーリのありえたかもしれないもうひとつの未来」なんですね。大佐としては自分と同じ側に来るように願っていたのですが、ユーリは一方的に撃たれても自分の信念を貫いたかたちです。
そして着陸脚で踏みつけるのはリアリティとしてはだいぶ微妙(強度的に……)なラインではあるのですが、サラマンドラは海軍機と同一仕様という設定がここに来て活きたなぁとお思いいただければさいわいです。空母への荒っぽい着艦に耐えられるくらいの強度は元々あるということで……。汗
サラマンドラⅠ・Ⅱともにご高覧を賜り、作者冥利に尽きる思いでございます。本当にありがとうございました!
おお、これで終わりか、と思うほど、世界観に浸ってました。ああ、続きが読みたいですね……。
面白かったです。
世界観が本当に好きです。
戦争が終わってまもない、まだ戦争の爪痕が残る時間の、人と人とをつなぐ物語。
よかったです。
あ〜、うまく感想が言えないのがもどかしい。
胸の中に温かい余韻が残っています。
素敵な物語をありがとうございました!
作者からの返信
最終話まで読了いただきありがとうございます!
ありがたいお言葉を頂戴して本当にうれしく、また光栄に存じます。
この物語を読み終わったあとに余韻や名残惜しさを感じてもらえたなら、作者としてなによりの喜びです。
「戦闘機で郵便モノを!」というコンセプトから立ち上がった本作ですが、郵便はともかく人によって合う・合わないの差が激しいミリタリー物ということもあり、執筆中はご覧になった方に受け入れてもらえるか少し不安でした。
あたたかいご感想をいただいてホッと胸をなでおろしております。この物語をお届け出来てよかったなぁと心から思えます。
いまのところ予定は未定ですが、もしかしたらこの先ユーリたちのその後を書くことがあるかもしれません。いずれまたサラマンドラの翼が物語を運ぶときをお待ちいただければ幸甚の至りです!
頭の中にありありと姿を描けるまでに突き詰められた、主役メカ・サラマンドラの設定、作中においては「設計」でもあるそれが、起死回生の肉迫攻撃を含め、あらゆるドラマを生み出す感がありました。
やはり最高のハードウェア・ストーリーだと思います。
良作をありがとうございました。
作者からの返信
最高のハードウェア・ストーリー、私にとってこれ以上ない褒め言葉です!この物語を書き上げてよかったと心から思えます!
タグに「メインヒロインは戦闘機」と銘打っているだけあって、サラマンドラの描写にはしつこいくらいに拘ってみました。戦闘機やメカ全般に馴染みのない読者様には置いてきぼり感があったのではないかと心配ではあるのですが、そのぶんメカ好きの方には楽しんで頂けたのではないかと自負しております。幾千幾万もの機械部品が一つの意志のもとにひとつの具象をなし、乗り手の意志のもとに整然と駆動する美しさや躍動感を表現することが出来ていたなら、作者としてこれ以上ない喜びです!
物語はここでひとまず終幕となりますが、もしかしたら、いずれふたたびサラマンドラとユーリたちの物語を綴る日が来るかもしれません。
そのときはどうかまたサラマンドラ航空郵便社の冒険にお付き合い頂ければ幸甚の至りです。
最後になってしまいましたが、本作を最終回までお読みいただき、本当にありがとうございました!
ふぅ、最高に楽しませていただきました!
というか、メインヒロインと空を飛ぶためにサブヒロインに色々と無茶をさせるユーリは本当に悪い男ですねw
作者からの返信
最終回までご高覧頂きありがとうございます!
ラストバトルは最強のサラマンドラ同士(一方はとんでもないゲテモノに改造されてますが…笑)の一騎討ちと相成りました。かつての上官と部下が同じ機体に乗って死闘を演じるというシチュエーション、ぜひ一度書いてみたいなあと思っていたので…。読者の皆様にもロマンを感じてもらえたなら嬉しく存じます!
ユーリにとってはサラマンドラがメインヒロインなんですね。(笑)刹那・F・セイエイにとってのガンダムみたいなものと思ってもらえれば近いのではないかなと思います。
一方でテオのことは一回り年下ということもあってあくまで仕事仲間と思っているのですが、シュローダー大佐が彼女に危害を加えることをほのめかしたときは珍しく激昂しているので、単なる仲間以上の絆で結ばれていることも確かです。続編を書くことがあれば二人の関係についても掘り下げてみたいなぁと思っております。
最後になりましたが、たくさんの応援と評価をいただき本当にありがとうございました!この場を借りて心からの御礼を申し上げます!
テオちゃんが幸せそうで何よりのラスト!時間を掛けて読ませて頂きました。下駄履きのお話も氷河に着陸する話も、全て大変素晴らしかったです。
Ⅱも引き続き楽しみにしております!