応援コメント

火竜の舞う空(三・終)」への応援コメント

  •  うわー、最高にカッコ良かった。中だるみの「な」の字も無かった。
    「まさか、本物の竜騎士ドラッフェンリッター――――」このベルンカンプの台詞の入りどころがまた絶妙。
     そして、声だけの登場のサラマンドラの操縦士、もう、これだけでカッコ良いってわかる!!!
    「竜の血」で格段に上がった飛行能力を持つサラマンドラ。それを余すところなく使いこなす操縦者。そして終戦後、彼らが挑むのは――。
     ふぁああああ~~。(感嘆)
     今まで読んだことが無いような航空浪漫に打ち震えています。

    作者からの返信

    不二原光菓さん、応援コメントありがとうございます!
    身に余るお褒めの言葉を頂戴し、作者として大変ありがたく、また光栄に存じます!
    サラマンドラ航空郵便社のプロローグ、タイトルに反して敵側視点でお送りしました。
    個人的に「怪獣映画スタイル」と呼んでいるのですが、ゴ◯ラを映すときには彼らの敵である防衛軍の戦車や戦闘機の視点から描いたほうが「とんでもないものが現れた!」感じが出ると思っておりまして。そういう意味では今回のエピソードにおけるサラマンドラも一種の”怪獣”であると言えるかもしれませんね。
    パイロットは通信機越しの声だけで顔は見せなかったのも、やはりそのあたりの効果を狙った演出でございます。奏功していると感じていただけたならなによりの喜びです!

  • ぴえー!めちゃめちゃ面白かった……ワイヤーが伸びて切れかかってるから操縦桿の利きが悪くなってるとか、すごく良かったです。なんてパイロットと機体だ……こりゃ勝てないわ……

  • 高速郵便機と言うと、TUー144思い浮かべてしまいましたw
    荷物スペースがほぼ無い戦闘機用のドロップタンク形状のコンテナと言うのがありますが、この時代設定だとやはり、燃料かなあ。

  • ここまで、ここまで描写しておいて郵便飛行機!?

    と思ったのですが、題名の時点で提示されていたことを思い出しました。いやぁ、完全にベルカンプ少尉の視点で戦闘の熱に飲まれて、そして一緒にサラマンドラを見送った気分です。

    この空戦は何かの秘密任務とか、新たな戦争の引き金なのではなく。話を読む前から戦争は終わっていて。ここから日常が始まるんだと強く感じました。

    作者からの返信

    そう…サラマンドラ航空郵便社というだけあって、郵便飛行機なんですね!(笑)
    本文中でも書きましたが、最強の戦闘機でありながら郵便飛行機というのはなかなかアンビバレントな取り合わせです。ふつう郵便飛行機といえば非武装の戦闘にはまるで不向きな飛行機が使われるので、サラマンドラのような戦うためだけに作られた純然たる戦闘機とはまるで対極にある存在だと思っていただければ間違いないと思います。
    この物語は大きな戦争が終わったあとの時代が舞台なんですね。私の好きなロボットアニメは第一話のサブタイがいきなり「終戦」だったりするので、「戦争がもう終わっている」というシチュエーションは個人的にとてもツボだったりします。

  • 戦闘機乗りの誇りにしがみつくベルンカンプの心情が悲しいまでに胸を打ち、それをあっさりと振り切っていくサラマンドラのパイロットへの興味にシフトしていく。

    一流の脚本でしばしばみられる構図なのですが、これをカクヨムで読めるのは大変欣快でした。ベルンカンプは今後も登場するのかちょっと気になりますが、出るとしたら非常に美味しい立ち位置になる事でしょうね、真の主人公をかすませるくらいの。

    作者からの返信

    プロローグを最後までお読み頂き本当にありがとうございます!
    血気盛んな若手パイロットの焦燥と意地、それを悠々と飛び越えていくサラマンドラの存在感をお楽しみ頂けたなら書き手として何より嬉しく存じます。
    私は勝手に「怪獣映画のセオリー」と名付けているのですが、あえて視点を観測者の側に固定することでサラマンドラの恐ろしさや高性能ぶりを描写してみました。効果があるかどうかは書いてる人間にはよく分からなかったりもするのですが、ありがたいお言葉を頂いてホッと安堵しております。
    ベルカンプ少尉はたまたま怪獣と遭遇してしまった防衛軍パイロットのようなものですね。これが怪獣映画ならそのまま撃墜されているところですが、結果的にサラマンドラに助けられることになりました。戦闘中は敵意に支配されていた彼ですが、最後に残ったのは「美しさ」への純粋な感慨だけだったというのはある種の浄化と言えなくもないかなあと思います。
    第一話からはいよいよサラマンドラ航空郵便社の話が始まりますので、引き続きお楽しみ頂ければ作者として幸甚の至りです。なにとぞよろしくお願い申し上げます!