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プロローグ、めっちゃじっくり拝読させて頂きました。国名、地政学的な情報、兵器名、過去の大戦の経緯や、傀儡(植民地)などの設定、パンクするギリギリのレベルで巧みに収められている感がとても良かったです。
サラマンドラ、というのは主人公が乗る機体ではなく、憧れ(畏怖もありそうな)をもって目にした「別の誰かが乗っている機体」だったとは!
なんとなく、サラマンドラにはFW109の剛健なシルエットにTa152の雄大さと流星の逆ガル翼を掛け合わせたような、そんなイメージを感じますね。
実は、御作を読もう読もうと思ってすごい時間を経てしまいましたが、こうして拝読しに来れましたが想像以上のワクワク感があります。楽しみです٩( ''ω'' )و
作者からの返信
防衛太郎さん、このたびは拙作をご高覧いただきありがとうございます!
私、昔から飛行機が好きで飛行機モノ小説を書きたいなぁと長年思っていたのですが、なかなか知識や文章力が追いつかず……。
『サラマンドラ』はそんな私が初挑戦した飛行機モノ小説でございます。お見苦しい部分も多々あるかと存じますが、ヒコーキへの情熱は注いだ(つもり)の作品なので、ご笑覧いただければ幸いでございます!
プロローグは読了されたということで第一話の種明かしになりますが、サラマンドラを敵として出すというのは一種のミスリードだったんですね。個人的に「怪獣映画メソッド」(怪獣映画では怪獣それ自体ではなく目撃した人間の反応でドラマを作る)と名付けているのですが、この場合の怪獣がベルカンプ少尉から見たサラマンドラとお思いいただければ……!
サラマンドラ、作者としても全体的なシルエットはTa-152と流星改をイメージしたつもりです!ううう、分かっていただけて感無量でございます……!
このさき空戦シーンなどもお送りいたしますので、なにとぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
史実さながらのもどかしい兵器開発史を紐解いたうえで、その期待を操る視点キャラの前に出現する謎の新鋭機! 滾ります。
ベルンカンプがどういう道をたどるか楽しみにしつつ次話へ!
作者からの返信
応援コメントありがとうございます!!
そう言っていただけて書き手として大変光栄に存じます!
本作では私がこれまでやりがちだったくどくどとした設定語りを飛ばしていきなり状況から始まるスタイルを試してみたのですが、お楽しみいただけたなら何よりです!
負けた側の兵器が勝った側に有効性を見いだされて戦後もなんやかや利用されるというのは個人的に好きな要素なので、”竜もどき”の設定にはそれを思いっきり反映させてみました。
次回以降もお読みいただければ幸甚の至りです。なにとぞよろしくお願いいたします!
最初のこの部分を読んだだけですんなりこの世界の現時点での状況や、リザードの立ち位置や採用理由が頭に入ってきました。コックピットに居るような臨場感がたまりません。そして、機体の描写が胸が痛くなるほど美しい。
特に戦闘は無いのに、無性に引きつけられる。
すごい……としか言いようのないオープニングでした。
作者からの返信
不二原光菓さん、はじめまして!
このたびは拙作『サラマンドラ航空郵便社』をご高覧いただきまことにありがとうございます。m(_ _)m
いきなり私事で恐縮ではあるのですが、私は子どものころから飛行機が好きで、大人になった今でも本を読んだり模型を作ったりしていたんですね。そうするうちに飛行機とその物語を小説という形で描いてみたいという思いがどうにも抑えきれなくなり、この作品を執筆した次第でございます。
登場する国家や機体はすべて架空のものですが、架空だからこそディティールをおろそかに出来ないという思いから、ややもするとマニアックな描写も多かったかと存じます。そのあたりも含めてお楽しみいただけたなら、作者として大変光栄に存じます!