お悔やみ
義父「悔やみ(葬式)が出来たから明日おかあちゃんをつれていって欲しい」
と、九日に電話があった。
夫「何時からなの?」
義父「明日だよ」
夫「だから何時からだって?」(ちょっと語尾があがる)
義父「十一日」
夫「何時からだって聞いてるんだって!」(かなりきつい口調)
少し間を開けて
夫「十一日?!明日じゃないな!明後日だな?!」(爆発寸前)
義父「十一日の十三時」
夫「十一日の十三時におかあちゃんを連れていけばいいいんだな?」(少し落ち着く)
夫「場所はどこなんだ?」
葬祭場を確認して電話を切る夫。
夫を落ち着かせるために情報を整理するのを手伝う。
亡くなったの義母の従姉妹。明後日、午後一時に義母を連れて葬祭場へ。告別式には義母が出るから夫は車の中で待つという。
義母一人で参列出来るのだろうか?夫もいっしょに出たほうがいいんじゃないか?と、聞いてみたが、なにせ夫も絶賛うつ病中。人の多いところは辛いのを知っているので無理強いは出来ない。
とりあえず、ネットのお悔やみ情報で日時と場所を照会して合っていることを確認できたので香典袋を用意した。
当日の朝、義母の仕度が間に合うように電話を入れる。
夫「お昼前に迎えに行くからな」
義父「おかあちゃんも行けないからお前が行ってくれ」
夫「ああ?!」(キレてる)
私「(どうどう)」
電話を切った後荒れる夫を落ち着かせる。最初から代わりに行くように話を進めておけばよかったと少し後悔。
そりゃ義母の様子では、葬式が出来たと話しても忘れてしまって仕度させるのも容易ではないだろう。
息子の嫁の親の葬式にも出てないんだもんね…
これって認知症?と思ったことを共有するための場所 雪之佳乃 @yukinokanon
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