第25話 しかも処女母乳である。
食堂からは、手を繋いで
昨日はそれどころじゃなかったけど、何となくカップルっぽい人々いっぱい。もちろん見ないようにしていたが、まだスロープに着く前から、いつの間にか周りに誰も居なくなっていた。これってもしかして、結界の周りの空間が歪んでいるのと似たようなものか。
不思議なスロープを下る。
服ってどうなるんだろうと思ってついウリアのほうを見てしまうと、マリンブルーの瞳は優しく微笑みながらこちらを見ていた。そのまま目が離せなくなって、見つめ合ったまま裸になっていく。視線で服が溶けていくようだ。
重力は消え去った。二人が世界の中心となる。
「キスしていい?」
第一声がこれになってしまったが、目を閉じた少女の薄めの唇を吸う。
視覚のかわりに身体を這い回るお互いの手。
軽く息が上がって、ウォーミングアップ終了。
「その……『初めて記念』にしたいので、今日は普通でいいですか?」
「普通じゃないのとかあるの?」
「
「うん、今日はやめようか。俺も昨日が初めてなんで、もう普通でも刺激ありすぎなんです!」
「じゃ、授乳だけにしときますね」
「……ほほう?」
「得意プレイなんですよー。今度は本物ですからね。さぁどうぞ」
膝に抱え込まれ、頭を支えられる。恥ずかしさは興味に掻き消された。
外見は年下の女の子である。しかも処女母乳である。その価値は計り知れない。
少し大きくなったおっぱいを触る。ぱつっとしていて、空気層のおかげか均一にあったかいのが幸せ。
肌色に近い先端を吸ってみる。
滲み出てくる感じで、意外とあっさり味。よかった、あまりドバッと来られても。
「甘いほうがいいですか?」
「ひょうほいいへふ。おいひいへふ」
「あはぁっ、あまり舐めないで、くすぐったいので」
「ほえんははい」
「もう、わざとでしょ」
悪戯はこのぐらいにして、先端に触れないようその外周を舌でグルグルしながら強めに吸う。すると、息を詰めて快感をじっくり味わうことができるのだという。昨日の試行錯誤がさっそく生きた。
片手で俺を抱え、もう片手で腹の辺りを擦っていたウリアは、その下へ手を伸ばす。身長差を察したので腰に手を回し、むにっと尻を掴んで俺の片足に跨がらせる。
「んっ」
擦れてしまったのか、短く呻く。太ももにヌルっとした感触。
操縦桿に手が届いた。簡単に操縦させないけどな。
「軍曹も好きなんですよねこれ。どうです?」
「この空間じゃないと難しいってわかったけど夢のようです……やっぱ知ってるのね」
このプレイのポイントは、上半身と下半身の年齢設定の矛盾にある。
みるくを欲する者、みるくを発する勿れ。
その倒錯に加え年下の処女母乳。しかも豊富な経験と以前の性別故の的確な攻め。とどめに手の感触が熱くじょわじょわぬるぬるしてきた。触手使わないって言ったじゃん。
完璧に操縦される。天国へ翔んじゃう。
光に満ちた
仕返しに舐め舐めタイムかと思ったが軽めで終わり。攻められるのが、というか観察されるのが好きじゃないみたいだ。
緊張しながら慎重に宛てがう。
「本当に痛覚軽減しないの?」
「この経験は全て味わいます。一緒に味わってください」
「光栄です。じゃあ、いくよ」
こんなのズドンですよ。ジワジワやっても苦しいだけ。きっと。
滑らないように角度を決める。
ズドン。
「あーーッばかばか! おえっ、あーほんとばか! いっだああ! ほんっとに! 割れた割れた絶対割れた!」
「だいじょぶ。割れてない」
「いだああ……」
個人差はあるって聞いたが、超痛がるタイプだったのか。いつでも消せる痛みに耐えるから、却って痛いのかも知れない。象ビームに耐えられてもこっちの象さんには勝てなかったようだねとか間違っても言わない。
泣いてしがみつく女の子の頭と背中を擦って、外も中も震えながら火照る大切な感触を、俺も忘れないように味わう。
狭くてきつくて単調だったのが、うるみを増して少しずつ奥へのうねりを見せ始める。
「あーもう、なんでこんな大きくするんですか!」
「無茶言わないで、そうだ、君が魅力的だからだよ!」
「あったまきた、本気出します」
「えー、『初めて記念』じゃなかったの?」
「攻め抜いて楽しい思い出にします!」
外も中も震えながら火照るじょわじょわぬるぬる。
こうなったら気が済むまで突き合う、付き合うしかあるまい。
「よーし、どっちがSか、勝負だ!」
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