思考実験的なアイディアをコンパクトにまとめた短編。一見ぶっとんでいるようでいて、現実を皮肉る設定が秀逸。軽妙な語り口や自然なネットミームもこの作者らしい。
キャッチーなタイトルに見事にはまってしまった1人です。名前とは何か? イメージとは何か?ありそうでまだ起きない近未来に、果たして我々はどんな名前を称え、けなすのか?軽いテンポで読めます。あな…続きを読む
文体は静かだが偏見、賞賛、嫉妬、諦観、様々な感情や世間の反応がするりと入ってくる。展開も皮肉が効いていてかつ読みやすく、これは間違いなく秀逸作。短編でこの濃さを出せるとは恐ろしい…。
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