ひだまりの民の勝利報告?その9
コウメイの頭にあったのはガチス暴発を防ぐこと。
そて、そのためには今の状態からさらに踏み込んだ作戦が必要な事。
して、ひだまりの国の状況を改善すること。
そし
そして、今コウメイの前にいる6人組やヒキコモリーヌやテレスたちならさらなる挑戦に耐えうることが出来ると判断したこと、等でした。
コウメイは慎重な人物でしたが、臆病ではありません。
この線引き、読者の皆様はどのように考えますか。
細かく上げればきりがないので、簡単に二つほど説明します。
一つは冷静な状況分析が出来ることです。
例えば、多くのデータや情報を集め、それを精査し、自分の願望はとりあえず頭の片隅に置いといた状態で頭の中でまとめ上げることです。
精査とは正確で実像に近いイメージを持つことです。
間違っても演算や演習の時に振るサイコロを全部自分の都合のいい結果にしたり、自分の好みに合わないデータをゴミ箱に捨てることではありません。
そしてもう一つは自分や味方の経験から将来の見通しを想定して、より正しい、望ましい選択をすることです。
それは正確さと謙遜さの両方が必要なとても繊細な事柄です。
分かりやすくいうなら、まず自分の最初に立てた予想が正しいこと。
これが確率的に高ければ高いほど正確と言えるでしょう。
もちろん、人間の考えることですから、予想通りにいかないこともあります。
そうした時に、自分の正確さに溺れることなく、まず間違いがあることを認めることが大事です。
それが謙遜さを求められる一つ目の要素です。
そして、それは他人から指摘されることが多いでしょうかそれでもバツが悪いとかメンツがどうとかではなく、間違いを素直に受け入れる度量を持つこと、それがもう一つの謙遜さです。
コウメイの頭の中には膨大なデータと多くの未来への世界線への洞察と間違いを受け入れる繊細な心がありました。
そうした彼ですから今までの経験から自信をもって方針の変更を提案することが出来たのです。
さて、この後コウメイは具体的な変更について提案をします。
まだ6人組たちは黙ってコウメイに注目しています。
次は提案の内容について話をすすめていきましょう。
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