狡兎死して走狗烹らる その11

女性陣たちは和気あいあいな気分で過ごしていました。

彼女たちのSNSでの主な役割は「癒し」でした。


障碍者インフルエンサーによってガチスとデンゲルの駒となっていた彼らがその影響下から離れ、そして怖い事故によって不安な心を安んじる事によって信頼と協力の関係を築くことが出来ました。


一報男性陣は頑張っても成果が出ず、なまじ大局が見えるだけに焦りと心の圧迫感がじわじわと及んできました。


そうした中、話し合いが始まります。

ある程度、意見交換をした後、狩りと犬が好きな女性、サンが突飛な発言をしました。


「猟犬も殺されるのはかわいそうよね、そうならないように教えてあげたらいいのにね」

一同あっけに取られます。


正直意味が分かりません。

今までもサンは天然な所があって6人組たちが真面目に戦術的な話をしているときに変な感想をいきなり発して周りを困惑させることが度々ありました。


そんな時でもサンの人柄のせいか好意的スルーや場が和むという効果がありました。

ただ、今回の発言は何かが違っていました。


それはサンが間違っているというのではなく、今までやってきた何かが間違ってるのではないかという違和感でした。


この発言を受けていったん休憩になりました。

発言したサンがその後一番不思議がっていたのですが後の5人ぷらすたちは和気あいあいな気分で過ごしていました。

彼女たちのSNSでの主な役割は「癒し」でした。


障碍者インフルエンサーによってガチスとデンゲルの駒となっていた彼らがその影響下から離れ、そして怖い事故によって不安な心を安んじる事によって信頼と協力の関係を築くことが出来ました。


一報男性陣は頑張っても成果が出ず、なまじ大局が見えるだけに焦りと心の圧迫感がじわじわと及んできました。


そうした中、話し合いが始まります。

ある程度、意見交換をした後、狩りと犬が好きな女性、サンが突飛な発言をしました。


この発言とその後の展開がまさかの大逆転ののろしとなるとは、この時誰も考え付かなかったのです。




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