閑話休題 孫子準備体操編20

アメリカ君が心変わりをする。

具体的には中国君への経済制裁の解除、またはこれ以上はしないという譲歩がこれに当たります。


さて、もしこれをした場合はどうなると予想されるか、まず中国君はほぼ確実に勢いを増します。


それは経済的にはもちろんのこと軍事的にもさらなる進出をすることでしょう。

その場合、台湾侵攻ではなく台湾制圧、または平定という表現となって世界は認識するようになります。


さらにアメリカ本土でアジア系と親中派の国民が増えて事実上アメリカにおける白人の支配は終了することでしょう。


そして、アヘン戦争以来、19世紀から20世紀にかけて西洋列強が行ってきた中国の主権に対する侵害について謝罪と賠償を求められることが予想されます。


余談ですがこのころにはイギリス君やフランス君やドイツ君はイスラム化が進み、イタリア君は親中派になっていると予想されます。


つまり世界中で白人支配が終わり、かつての支配地域に中国とイスラムが繁栄することになる、そんな未来になるかもしれません。


こうなると今まで白人が主導権を握っていた経済、政治、文化について続々と他の勢力が入り込むことになるでしょう。


そして、アメリカ君と同じく謝罪と賠償を求められます。

帝国主義と資本主義時代の白人も決して正義でも公正でもありませんでしたが、それなりに法や秩序は重んじました。


しかし中国の場合は憲法よりも共産党が上位の権威を持ち、イスラムではイスラム法がいわゆる世俗の法律よりも上位に来ます。


つまり、新しい世界秩序が生まれることになります。

重要な点として、上記に上げた2大勢力は民主主義と異なり独特の正義感を強く持ち、それを維持するために武力を行使することを躊躇しないということです。


元々反米という共通点で強く結ばれた両者ですが、恐らく白人地域の支配権を確率した後はかつてのアメリカとソビエトのように陣営が分かれ紛争が起きると予想されます。


ただし、白人社会の掌握をしている間はそちらにエネルギーを両者ともに使うでしょうから数十年の時間はあると思いますが・・・


さて、ビックリするほどの世界的な変化ですが、こうした世界線になった場合日本君はどうしたら良いか。


ついに孫子準備編最後のお話です。

(今度こそ最後です、そこ!疑った眼で見ないでください、痛いです><)




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