テレビ放映戦国大名総選挙その81 織田信長
何とかの一つ覚えで恐縮ですが、民主制においては原則としてその国民にふさわしい
人物が政治家として選ばれる。
なので、国民が変わらない限り政治家が変わるのは難しいのです。
しかし、逆に言えば国民が良きにつけ悪しきにつけ変われば選択する政治家も変わります。
現に少し前に自民党政権が下野し、民主党が政権を担ったことがありました。
その後、国民の多くが民主党の公約が達成されないことと自民党と比べても明らかに政権担当能力が劣ると判断して自民党が返り咲いたことは皆様もご存じのことと思います。
しかし、今政権を担当している皆様、忘れないでください。
国民が皆様の方が良いと判断したのは皆様が下野して民主党が政権を続けて成果を出した後です。
逆に考えれば、皆様が見限られた方が時間的に先なのです。
室町幕府の時代もまず、幕府が領主から民衆まで見捨てられます。
そして一向宗や大名の時代となり、その一向宗が戦いの中、政治的には無能で信用できないとして人心が離れた結果、信長達により平定されたのです。
もし、政府の皆様が自分は野党や将来生まれるかもしれない政治勢力よりも自分達が優れている、あるいは他の連中が劣っていると内心確信していてもそれは皆様の安泰を意味することではない、という点はどうか頭に入れておいてください。
もし、政治家個人の考えで自分は優秀だと思うし、それを選ぶ国民も優秀だと本気で考えているなら私から言うことはありません。
ただ、もし自分は優秀かどうかはともかく、選んだ国民は馬鹿だと内心思っているならその馬鹿な国民が変な選択をする可能性があることは頭に入れるべきだと思います。
とにかく、前にも話した通り、マイバックやプラスチックスプーンが大事な法律だというなら代わりに他の法律で国民の負担を減らすようにバランスを取ってください。
もし、法を守っても大した国益にならず、国民の生活にとってマイナスであるなら誤りを改めてください。
税金を増やし、民を貧しくすればそれだけ国民の心が離れていくことを歴史からも学んでください。
法律を増やせば、一つ一つの法律の価値は増やした分だけ希釈し、公正を保つのが難しくなることを認識してください。
法に厳しく、治安を保とうとすれば行政コストがかかり、その分国民の負担が増えて不満が増える悪循環になることを頭においてください。
皆様が身内に甘く法を施行し、一般大衆に対して法と税で苦しめるなら、国民は後先考えず、まず目の前にいるあなた方に対して主権者としての権利を行使することを肝に銘じてください。
厳しいことを書きましたが、かつての麻生内閣のような空気になったらもう何をしても手遅れになります。
次の章では少し政府の皆様に明るい話をしようと思います。
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