世界の権力構造の転換と戦国島津
2020年12月6日時点の話ですが、アメリカは大きく二つの政治勢力があり、そして断絶するかのような対立を引き起こしています。
今、状況が静かに見えるのはどちらが勝つか分からないためであり、どちらが勝つにしてもアメリカは大きな分裂を抱えることになります。
それはすなわちアメリカNO1という20世紀の常識が変わることを意味します。
そしてそれは世界の権力構造の転換ともなります。
最近ネットで上がった記事の中で「G0」という言葉が出てきました。
意味は世界の単独のリーダーがゼロになる、ということらしいです。
日本はアメリカがリーダーであるという点から多くの制約を受けてきました。
アメリカ軍の日本の駐留問題、首都圏の航空機の管制問題、法律の面でも多くの規制をされてきました。
それらは今でも存在しますが、日本もまたそれらを利用してきた部分もあります。
これが将来変わる可能性があるということです。
実はこの歴史的な転換には時差があり、アメリカが衰退すればいずれアメリカ自身が手を引かざるを得ない状況になるとしても、しばし余韻を残すことになるということです。
そして、その手を引く過程で権力的、軍事的、経済的に日本には空白ができます。
残念ですが、もし今の硬直した官僚組織ではその時に起きる空白を埋めるのは難しいと思います。
そして、その空白を諸外国が見逃すかどうか、皆様がどう考えるでしょうか。
実はこうした世界情勢を考えると、大河ドラマで見た場合、黒船から幕末の動乱という歴史よりも、豊臣政権から秀吉が亡くなった後、2つに分裂したときの状態の方がより現実に近いのではないか、以前もそのようにコメントしました。
これも以前触れたと思いますが、なぜ最近「西郷どん」をやった鹿児島で今度は「戦国島津」をやるのか、少し図々しくないか、そのようなご意見については、鹿児島のためではなく今の日本のためというのがその解答になると思います。
とはいえ、鹿児島メインを2回も近年で行うことはやはり納得行かない人も多いと思いますので、より宮崎に焦点が当たりやすい「島津義弘」を推薦しています。
実は「西郷どん」の場合鹿児島は鹿児島でも鹿児島市から西側がクローズアップされやすい構成でした。
しかし、「島津義弘」の場合鹿児島市よりもさらに東よりに舞台がある場合が多いので極端には重ならないのではという計算もあります。
それと、何より大事なのはこれから世界が大きく荒れる時、頼れるのは「協力」です。
次回は以前も触れましたが戦国薩摩の歴史の振り返りと現代日本との近い点や違う点を作者なりの解釈で考えていきます。
かなり独断になるかもしれませんが、小説ということでおおらかに見ていただけたらと思います。
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