大きな二つのピース
ツイッターの活用、その中でも最大の効果を発揮するのは、少し前まで全く知らなかった人がいきなりすごい情報を持ってくることがある、という点です。
その中にはお金儲けの怪しい情報や精神的ダメージを与える、ある意味すごい(褒めていない)ものも多々含まれます、
特にダイレクトメール(通称DM)は一対一の情報をもたらす手法で、周りの人に見えない形でやり取りをすることになります。
そして、かつてフウイはそのやり取りを複数回行いました。
彼の心の声です。(DMが来ると緊張する、変な人間が来てからまれたらすごく面倒くさい、出来ればこないといいのだが)
本来情報収集をするためにツイッターをやっているにも関わらず、彼は腰が引けていました。
それほどDMではあまりいい思いがなかったのかもしれません。
ある日のことフウイにDMが届きました。
パッと見長文です。
第一印象としてはやな予感とめんどくささがありました。
何しろ前日に一日中ツイッターをしていて飽きています。
遊びでやってんじゃないんだよ、と甲高い声で言いたい気持ちでしたので、とても中毒という幸せな状態からは程遠い状態でした。
しかし、それから約20秒後、彼はこのような事を頭の中でつぶやきます。
「これはすごい情報が入ってきた、ちょっとシャレにならない話だ」
実はこのエピソード、様々な観点から今はオープンには出来ないことが多いので、読者の皆様には大変申し訳ないですが、半ば検閲状態のような表現でお届けします。
まず、差出人は社会的に地位のある方です。
肩書はここでは出せませんが、ちゃんと明示されていてFACEBOOKよりもある意味明快でした。
そして、大事なのはその内容です。
それはこの小説の主題である「島津大河誘致」の具体的な方法を2つ、これまた明確な文章と具体的に関わる人物名、および経歴をつけて紹介していました。
一つ目の方法は○○委員会を作る、もう一つは○○の人が○○の人と接触して交渉する。
この2つです。
もし、この二つをクリアーすれば島津義弘の大河ドラマは十分実現できる、という内容でした。
極端な話、もし私が南九州の自治体の経営コンサルティングの人間で誘致を目的に雇われた人間ならば、もう答えを教えてもらったようなものでした。
もしこの二つのピースを組み込むことが出来れば、一連の運動は一気に現実化することになります。
さて、フウイはどのような反応を示すのでしょうか。
それは次回のお楽しみに。
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