第276話 フウイ ツイッターの一日(2)
午前10時、フウイは朝食を取りながらモニターを見ています。
ちなみに彼のこの日の朝食は95円のカップてんぷらそばでした。
余談ですがその次の日はホテル風味のくるみブレッド(100円)どちらにしても貧相な食事でした。
さて本題に入ります。
10時になってから12時まではとても閑散としていました。
この日が平日だったこともあるでしょうが、挨拶をした人たちは職場や会社にむかったのでしょう。
残ったのは恐らく主婦やニートといった時間が空いている人たちであり、その数は極めて少ない様子でした。
書き込みの内容も特に触れるような内容ではありませんでした。
12時になると昼になったせいか少し書き込みが増えてきました。
といっても時間がないのでしょうか、内容は少ないものが目立ちます。
その中で目を引くのが昼食の画像です。
揚げ物とそば、カレーライス、丼ぶりもの、おいしそうな画像が複数出てきます。
相場でしくじって食事をおさえているフウイからすると目の毒です。
でも自分のホームページに彩りを添えるためによそ様のお食事をリツイートします。
情けない気もしますが、これも小さなテクニックです。
フウイのメッセージを伝えるための下準備として必要な事でした。
さて、昼間が終わると最も閑散な時間が訪れます。
1時30分から5時くらいまででしょうか、本当に人がまばらになります。
たまに長~いコメントがあったりしますが読む人が少ないので放置したままだったりします。
フウイもねむくなり仮眠を取りました。
そして少し寝たらモニターを見ました。
しかし通知はありません。
こんな行動を2~3回繰り返しますが通知のベルに反応はありません。
のんびりとした時間が過ぎていきました。
まあ、時間もあることだしとフウイはニコニコ動画のアニメや歴史解説の動画を見ることにしました。
約10分ぐらいごとに一時停止してツイッターを点検します。
何もないことを確認してまた動画を見る、単調な動きです。
こうして5時になり、ツイッター内は少しづつにぎやかになってきました。
当然5時を過ぎればみんなが帰宅してきます。
この後はあわただしくなることが予想できました。
次は夕方から夜中までのツイッターの様子を見てみましょう。
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