第270話 フウイSNS復活

フウイはSNSに復活することが出来ました。

実はこれにはドラマがあります。

フウイは株式みたいなもの(VIX指数連動型銘柄)で大きな損失を出し、引っ越しすることを余儀なくされました。


そのことによって通信設備の契約がマンションタイプから一戸建てタイプに変わりました。

しかも、そのあとにこの配線がトラブルを起こします。


そのための対策として設定を最新型にするようにプロバイダーから提案がありました。

こうした、不運と偶然の結果、設定が変更になったことで逆に機械に設定されたNG機能が取り外されることになりました。


フウイは恐る恐る某SNSサイトにアクセスしました。

すると、新しい表示が現れ、新しい扉が開いたことをフウイに確信させるものとなりました。


彼は慣れない手つきで新設定を行いました。

そうすると彼があきらめていたかつての情報の海に到達することが出来ました。

彼の気持ちとしては「〇〇っ〇ーよ私は帰ってきた!」と叫びたくなるくらいうれしいことでした。


しかし、感慨に浸っている場合ではありません。

かつて何度も失敗を重ね、重大なミスを犯した自分を振り返り、慎重に方針を決めます。


まず、以前の失敗にあった過剰な数のいいねや再掲載をしないようにゆっくりとクリックをすることにしました。

そして、休み休みしながら以前のようにやたら仲間に入れるのではなく、少数精鋭を意識することにしました。


かつて1か月あまりに3000人近い仲間を集めた彼にとって1日1桁の仲間集めは苦行でした。

それでも安全第一を心掛けてフウイは自分を制御しました。


それとフウイの中でかつての仲間の名前が断片的ではありますが残っていました。

しかし今はトラブルが発生しないようにそうした仲間たちはスルーして様子を見ることにしました。


さて、こうして始まったフウイのSNS復帰戦、この後どのように展開するのか、それは次章のお楽しみです。





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る