第231話 誘致絶望編2 大河ドラマの危機

公営放送による大河ドラマ、過去59作の大作を生み出した伝統のあるコンテンツです。

ですが、この大河ドラマも存続の危機がささやかれるようになります。


実はこれまでも、視聴率が悪い、製作費が高い、時代に合わない、歴史的役割は終わった、などの主張によりこのドラマが消滅するという噂はささやかれていました。


しかし、今年は久しぶりに戦国時代を扱うことで視聴率に関しては最悪の事態を回避していました。

また、現代のニーズに合わせるべく役者にネットでも有名な声優を起用したり、ネットの意見を聞いて演出や配役を工夫するなど明るい兆しが見えていました。


しかし、ここでウイルスによる、過去に例を見ない危機が大河ドラマを襲います。

それは、「撮影ができない」というものでした。

一時期は1か月ほどスケジュールに穴をあけるほどの事態となり、もちろんこれは過去の大河ドラマでも初のケースだったと思います。


推測ではなく物理上大河ドラマが止まってしまったわけですから異常事態というしかありません。

祭りもそうですが、大きなプロジェクトは1度止まると動かすのがとても大変です。


中にはこれを機にやめてしまおうという話も当然のように出てきます。

いま、大河ドラマスタッフたちは必死にこの状況を打開すべく努力しています。

ウイルスの脅威に負けず、どうか大河ドラマを続けて欲しいと思います。


さて、次回は精神的に大きなダメージを受けた祭り之介について話をしたいと思います。


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