第230話 誘致絶望編1 ウイルス襲来

西暦20XX年世界は未知のウイルスによって困難な状況を迎えていました。

ペストやスペイン風邪のようにかつて疫病が流行り多くの人々が亡くなった事例はありましたが、今回は現代ならではの対策と問題が発生しました。


それは人と人との伝達手段を著しく妨害するというものでした。

具体的には人と人の近接接触の禁止や制限により、コミュニケーション能力が極めて制限されたことです。


地方においては大きな損失を被ることになりました。

それは経済的にも精神的にも地方を活性化させていた、「祭り」というものが事実上中止になったことです。


この祭りというものは地方の歴史や文化という誇りを再確認する場所であり、互いの安否と現状を確認する人のつながりの場であり、そして、そこから発信する情報でこれからの企画を練り上げていく、未来を創造する場でもありました。


そうした、一石何鳥にも及ぶ大事な祭りがウイルスの襲来によって潰されてしまいました。

このウイルスの影響はいまだにとどまるところを知りません。


なぜなら、このウィルスが突然変異を起こす可能性が完全に消え去ったわけではなく、専門家の間でもいまだにこのウイルスの全容はつかめておらず、さらにはワクチンについても手探りな状態だからです。


そして、それは大河ドラマ誘致という目標にもとても暗い影と暗雲をもたらすことになりました。

そのお話は次回に紹介したいと思います。

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